ワーママ家庭でよく聞く言葉があります。
「言えばやってくれる」「手伝ってはくれるんだけど…」
でも、そのあとに続くのは、どこかスッキリしない気持ち。
・結局、指示するのは自分
・全体を把握しているのも自分
・抜け漏れに気づいてフォローするのも自分
それは本当に「分担」でしょうか。
この記事では、ワーママ家庭がラクになるための「手伝う」から「一緒にやる」への分担改革を、考え方と実践の両面からまとめます。
なぜ「手伝う」だとワーママは疲れるのか
「手伝う」という言葉は一見やさしく聞こえますが、構造的には上下関係が生まれやすい言葉です。
- 主担当がワーママ
- もう一人はサポート役
この形だと、責任・判断・管理はすべてワーママ側に残ります。
たとえば洗濯。
「手伝うよ」と言われても、
- 洗濯する日を決めている
- 洗剤の残量を把握している
- 天気を見て干し方を判断している
こうした“見えない家事”はワーママが抱えたままです。
だから、体は少しラクになっても、頭と心は休まらない。
分担改革の第一歩は、「量」ではなく役割の考え方を変えることです。
分担改革①「家事・育児を丸ごと渡す」
「一緒にやる」に近づくために一番効果的なのが、
タスクを細かく分けないことです。
×「お風呂掃除お願い」
○「お風呂担当をお願い」
×「保育園のお迎えお願い」
○「平日の迎えと夕方対応をお願い」
ポイントは、
準備・実行・後片付け・管理まで含めて一つの役割にすること。
最初は不安になります。
「やり方が違う」「忘れそう」「効率が悪いかも」
でも、そこを我慢しない限り、
ワーママはずっと“現場監督”を降りられません。
分担改革②「完璧基準」を家庭用に下げる
分担がうまくいかない原因の一つが、
ワーママ側の基準が高すぎることです。
- 畳み方が違う
- 子供の服の組み合わせが微妙
- 夕飯が簡単すぎる気がする
でも、それは「失敗」ではなく家庭が回っている証拠。
分担改革では、
70点でOKルールを決めるのがおすすめです。
・命に関わらない
・翌日に支障が出ない
この2つを満たしていれば合格。
家庭は仕事と違って、品質管理をしすぎると回らなくなります。
分担改革③「話し合いは不満ベースにしない」
分担の話をすると、ついこうなりがちです。
「私ばっかりやってる」
「全然分かってくれない」
でもこの伝え方は、相手を守りの姿勢にさせてしまいます。
おすすめは、生活ベースで話すこと。
- 朝が一番しんどい
- 平日は余裕がない
- 休日は回復に使いたい
「誰が悪いか」ではなく、
どうすれば家庭が回るかを主語にします。
紙に書き出して見える化すると、感情論になりにくくなります。
分担改革④「子供もチームの一員にする」
ワーママ家庭の分担改革は、
夫婦だけで完結させなくて大丈夫です。
年齢に応じて、子供も生活の担い手にします。
- 洗濯物を運ぶ
- 食卓を拭く
- 翌日の準備を自分でする
ポイントは「お手伝い」ではなく、
役割として任せること。
「ありがとう、助かったよ」と伝えると、
子供は「家族の一員」としての自覚を持ち始めます。
分担改革⑤「定期的に見直す」
生活はずっと同じではありません。
- 仕事量が変わる
- 子供の成長段階が変わる
- 体調やメンタルが変わる
だから分担も固定しない。
おすすめは、
・3ヶ月に1回
・年度替わり
・長期休み前
など、見直すタイミングを決めておくこと。
「うまくいかなくなった=失敗」ではなく、
「今の生活に合わなくなっただけ」です。
「一緒にやる」は、ワーママが楽になるための選択
分担改革は、
家族のためだけではありません。
ワーママが
・仕事を続けるため
・心身を壊さないため
・笑顔で過ごすため
に必要な土台です。
「私がやったほうが早い」
「言うのが面倒」
その気持ちは自然です。
でも、ずっと一人で抱え続ける必要はありません。
「手伝う」から「一緒にやる」へ。
それは、ワーママが責任を手放す勇気を持つことでもあります。
完璧じゃなくていい。
家庭はチーム戦です。


