梅雨の時期、なんとなく体が重かったり、手足が冷たく感じたりしませんか?
実はこの季節、気温の変化や湿気の影響で、「冷え」が進みやすいタイミングでもあります。
「クーラーを使っていないのに足先が冷える」「朝スッキリ起きられない」…そんな不調は、血流の滞りが原因かもしれません。
そんなときは、手軽にできる「簡単ストレッチ」がおすすめ。
今回は、梅雨にぴったりな、体を内側から温めるストレッチをご紹介します。道具もいらず、家で気軽にできるので、ぜひ今日から試してみてくださいね。
冷え改善のカギは「血流アップ」
冷えを改善するためのカギは、血流を良くすることです。湿気や気温の変化で体が冷えやすくなる梅雨時期は、血流が滞りがち。
血流を促進することで、体全体の温度が上がり、冷えを解消することができます。以下で詳しくご紹介します。
1-1. 血流がよくなると、体温が上がる
血流がよくなると体温が上がるのは、酸素や栄養が体にしっかり届いて代謝が活発になるためです。手足が冷える人は、血流が悪くなっているのかもしれません。
体温が上がると、冷えの改善だけでなく、免疫力アップや疲労回復にもつながります。血流をよくするには、軽い運動やストレッチがおすすめ。運動が苦手でも、ストレッチなら自分のペースで無理なく続けられます。
ストレッチで筋肉がほぐれると、血管も広がりやすくなり、血液の流れがスムーズに。体もポカポカしやすくなります。毎日の習慣にすると、冷え対策にも効果的です。
特に梅雨時は気温差で体調を崩しやすいので、血流を意識したストレッチを取り入れてみてくださいね。
1-2. 自律神経を整える効果も
ストレッチには、自律神経を整える働きもあります。自律神経は、体温調整や内臓の働きなどをコントロールする重要な役割を持っています。
ストレッチで筋肉の緊張がほぐれると、副交感神経が優位となってリラックス効果が得られ、自律神経のバランスも整いやすくなります。
「なんとなく体が重いな」と感じるときは、ストレッチで心と体をリフレッシュしてみましょう。
特に梅雨の時期は、気圧や湿度の影響で自律神経が乱れやすく、体調も崩しがちです。そんなときこそ、毎日のストレッチで心地よい時間をつくることが大切です。
無理なく続けられるストレッチを習慣にすれば、体調管理にも役立ちます。ストレッチで自律神経を整え、より快適に過ごしましょう。
1-3. 筋肉を動かすことがポンプの役割に
筋肉を動かすことは、血の流れをよくする重要な役割を果たします。
特に、筋肉が縮んだりゆるんだりすると、ポンプのように血液を押し流す力が生まれ、全身にめぐりやすくなります。これが冷えの改善にもつながります。
「手足がいつも冷たい…」と感じる人は、筋肉をあまり使っていないのかもしれません。意識して体を動かすことで血流がよくなり、体も温まりやすくなります。
特に、ふくらはぎや太ももの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、血流に大きく関わっています。
毎日のストレッチでこれらの筋肉を動かすと、冷え対策になるだけでなく、自律神経も整いやすくなります。ストレッチを習慣にすることが、冷えの予防につながります。
梅雨におすすめ!簡単ストレッチ3選
梅雨におすすめの簡単なストレッチをご紹介します。なお、ストレッチは無理のない範囲で、気持ちよく行ってくださいね。
① ふくらはぎをゆるめる「かかと上げ下げストレッチ」
ふくらはぎをゆるめる「かかと上げ下げストレッチ」は、簡単にできるストレッチで、血流を促進し、冷えの改善に効果的です。
やり方はとてもシンプル。立って足を肩幅に開き、かかとをゆっくり持ち上げてつま先立ちになります。数秒キープしたら、ゆっくり元に戻しましょう。これを10回ほど繰り返します。
ふくらはぎの筋肉がポンプのように働き、血液が心臓に戻りやすくなります。冷えが気になる方も、毎日続けることで少しずつ体がポカポカしてくるはずです。
② 骨盤まわりをほぐす「寝ながらひざ倒しストレッチ」
骨盤まわりをほぐす「寝ながらひざ倒しストレッチ」は、こりやすい骨盤まわりの筋肉をほぐし、血流をよくしてくれます。
やり方は、仰向けに寝てひざを立て、左右にゆっくり倒すだけ。筋肉がゆるんで血液が流れやすくなります。
「ストレッチはむずかしそう…」という方も、寝たままなのでムリなく続けられます。
ゆったり深呼吸しながら行えば、自律神経が整いリラックス効果も。心も体もすっきりします。夜のリラックスタイムに取り入れて、ぐっすり眠りましょう。
③ 肩まわりをほぐす「肩甲骨ぐるぐるストレッチ」
「肩甲骨ぐるぐるストレッチ」は、肩こりや首の疲れをやわらげるのにおすすめ。肩甲骨を動かすことで血行がよくなり、肩まわりのこわばりがほぐれます。
やり方はかんたん。背すじを伸ばして立ち、両手を肩にのせます。そのまま肩を大きく回しましょう。前回し・後ろ回しをそれぞれゆっくり10回ずつ。肩甲骨を動かすのがポイントです。
無理せず気持ちよく感じる範囲で行ってください。姿勢が整いやすくなり、全身のめぐりもよくなります。
このストレッチは、すきま時間に取り入れやすく、続けることで効果もアップ。肩こり対策だけでなく、姿勢改善にもつながります。
ストレッチ習慣を続けるコツ
ストレッチを習慣化するためには、いくつかのコツがあります。以下で詳しく見ていきましょう。
3-1. 朝と夜に決まったタイミングで
朝と夜に決まったタイミングでストレッチを行うことは、習慣にするための第一歩です。朝は体を目覚めさせ、夜はリラックスして1日の疲れをリセットするのにぴったりです。
朝のストレッチは、寝ている間にこわばった体をゆるめて、気持ちよく1日を始められます。
「朝は忙しくて…」という方も、たった5分で気持ちよく1日をスタートできます。
夜のストレッチにはリラックス効果があり、眠りの質を高めてくれます。夜は副交感神経が優位になる時間帯なので、自律神経も整いやすくなります。
これにより、冷えやストレスのケアにもつながり、心と体のバランスを整えるサポートになります。
朝と夜、無理のない範囲で続けてみてくださいね。
3-2. 無理なく、心地よさを大切に
無理なくストレッチを続けるには、心地よさが大切です。ストレッチは身体をリラックスさせ、緊張をほぐす効果がありますが、無理をすると逆効果になることもあります。
「毎日やらなきゃ」と思わなくて大丈夫。まずは自分のペースで、1日5分から始めましょう。ゆっくり呼吸しながら、気持ちよくできる範囲で行うのがポイントです。
また、痛みを感じるほど伸ばす必要もありません。身体が温まっている時、たとえば入浴後や軽い運動の後に行うと効果的です。
心地よさを大切にすれば、ストレッチが楽しくなり、続けやすくなります。無理なく続けることで柔軟性が上がり、心身もリラックスできます。
3-3. お気に入りの音楽や香りを添えて
お気に入りの音楽や香りを取り入れると、ストレッチの時間がさらに心地よくなります。例えば、クラシックや自然音の音楽はリラックス効果があり、集中しやすくなります。
香りも大切で、ラベンダーやユーカリのアロマは気持ちを落ち着けてくれます。ストレッチが続かない方も、こうした工夫で楽しい習慣になるかもしれません。
音楽や香りで、ストレッチの時間を特別なものにし、毎日の疲れを癒しましょう。
まとめ:ストレッチで心も体もあたたかく。
梅雨の時期は、気づかないうちに体が冷えがちです。
でも、毎日ちょっとストレッチをするだけで、血のめぐりがよくなり、体の中からぽかぽかに。
今回ご紹介したストレッチは、どれも簡単で続けやすいものばかり。
心も体もゆるめながら、冷えに負けない体をめざしましょう。
今日からストレッチで、あたたかく元気な毎日を♪