はじめに
仕事に家事に育児と、慌ただしい毎日を送っていると、自分のリラックスタイムをつい後回しにしてしまうことってありませんか?特に40代のワーママ世代は、子どものことも家のことも優先してしまい、自分のことは「また今度でいいや」と思いがちです。ですが、そんなときこそ「親子で一緒にできるリラックス習慣」を取り入れると、お互いに心も体もほぐれて、家庭の空気もぐっと温かくなります。
今回ご紹介するのは、自宅でできる「親子のアロママッサージ」。特別な道具はほとんどいらず、アロマオイルさえあれば気軽に始められるセルフケアです。子どもと触れ合うスキンシップの時間にもなり、親子で一緒に楽しめるので、忙しい日々の中でちょっとした癒しのひとときを作ることができますよ。
ここでは、アロママッサージの基本やおすすめの精油、簡単にできる親子マッサージの方法をご紹介します。
親子で楽しむアロママッサージの魅力
スキンシップで心がつながる
アロママッサージの一番の魅力は、やはり「触れ合い」です。大人でも、手を握ってもらったり、背中をさすってもらうと不思議と安心感が生まれるもの。子どもにとっても親の手の温もりは何よりの安心材料です。マッサージを通して自然とスキンシップが増えることで、親子の心がぐっと近づき、日常の会話もスムーズになります。
香りでリラックス効果
アロマオイルのやさしい香りは、心を落ち着けてくれる効果があります。ラベンダーやオレンジスイートといった精油は特に人気で、リラックスタイムにぴったり。香りを感じながらマッサージを行うことで、心地よさが倍増します。
自宅で簡単にできる
忙しいママにとって、わざわざサロンに行く時間をつくるのは難しいもの。アロママッサージなら、自宅で子どもと一緒に、思い立ったときにすぐ実践できます。寝る前のちょっとした時間に取り入れるだけでも十分です。
アロママッサージの基本を知ろう
精油は必ず薄めて使用
アロマオイル(精油)は、そのまま肌に塗ると刺激が強すぎる場合があります。必ず植物オイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)で1〜2%程度に希釈して使いましょう。たとえば、キャリアオイル10mlに対して精油2滴が目安です。
おすすめの精油
親子で楽しむなら、安心して使いやすい香りを選びましょう。
- ラベンダー:リラックス効果が高く、寝る前のマッサージに最適。
- オレンジスイート:明るく甘い香りで、子どもにも好まれやすい。
- カモミール・ローマン:心を落ち着けたいときに。少し高価ですが優しい香りです。
注意したいポイント
- 3歳未満の小さなお子さんには使用を控えるか、香りをほんのり楽しむ程度に。
- 肌に異常が出た場合はすぐに使用を中止してください。
- 妊娠中や特定の体質に合わない精油もあるので、必ず事前に確認を。
親子でできる簡単マッサージの方法
ハンドマッサージ
親子で向かい合って手をとり、指の根元から先に向かって優しくさすります。円を描くように手のひらをマッサージすると、手の疲れがやわらぎます。子どもは「手を握ってもらう」という行為自体が安心につながるので、寝る前のルーティンにするのもおすすめです。
フットマッサージ
お風呂上がりに足にオイルを塗って、かかとからつま先にかけてなでるようにマッサージ。足の裏をくるくると円を描くように押してあげると血行がよくなり、リラックスしやすくなります。冷えやすいママ自身のケアにもぴったりです。
肩や背中のマッサージ
子どもが勉強や運動で疲れているときは、肩や背中を軽くさすってあげましょう。オイルを使って、肩から腕にかけて流すようにマッサージすると、緊張がほぐれて心も体も軽くなります。
親子で楽しむ工夫アイデア
香りを選ぶ楽しみを一緒に
アロマオイルの香りは子どもにも人気です。「今日はどの香りにする?」と一緒に選ぶ時間を作ると、マッサージがより楽しいイベントになります。
BGMや照明で雰囲気作り
お気に入りの音楽を流したり、照明を少し暗めにすると、リラックスムードが高まります。おやすみ前の「お楽しみタイム」として特別感を出すのもおすすめです。
無理なく続けるのがポイント
「毎日きっちりやるぞ!」と意気込むと続かなくなるので、気が向いたときに、5分だけでもOK。親子が心地よく楽しめることが一番です。
まとめ
親子で楽しむアロママッサージは、リラックス効果はもちろん、スキンシップを通じて心のつながりを深められる素敵な習慣です。香りを選ぶワクワク感や、マッサージの心地よさは、子どもにとっても楽しい思い出になります。忙しい毎日の中でも、ほんの数分で取り入れられる簡単な方法だからこそ、無理なく続けやすいのも魅力。
「今日は疲れたな」「なんだかイライラしちゃうな」そんなときこそ、アロマの香りに包まれて親子でゆったりと過ごす時間をつくってみてください。温もりに包まれたリラックスタイムが、きっと明日の元気につながりますよ。