はじめに
お風呂場にずらりと並ぶプラスチックボトル。シャンプーやコンディショナー、ボディソープなど、気づけば環境に負担をかける存在になっていることも少なくありません。特にシャンプーは毎日使うものだからこそ、ボトルの数も多くなりがちです。
そこで近年注目されているのが「シャンプーバー」。固形石けんのような見た目でありながら、髪を優しく洗える新しいヘアケアアイテムです。自然由来の成分を使用しているものも多く、環境にも髪にも優しいのが魅力。
今回は、40代のワーママ世代にこそおすすめしたい「シャンプーバー」の魅力や使い方、選び方をご紹介します。毎日のバスタイムを少し工夫するだけで、髪の健康を守りながら地球環境にも優しい選択ができるかもしれません。
シャンプーバーとは?その魅力を知ろう
固形タイプのシャンプー
シャンプーバーは、液体ではなく固形で作られたシャンプーのこと。見た目は石けんに近く、手に取って泡立てて使います。液体シャンプーに比べて水分量が少ないため、防腐剤などの添加物を減らせるのも特徴のひとつです。
プラスチック削減に貢献
シャンプーバーの最大のメリットは、プラスチックボトルを使わないこと。紙の箱や簡易的なパッケージに包まれていることが多いため、廃棄されるプラスチックごみを大幅に減らすことができます。小さな一歩でも、積み重ねれば大きな環境保護につながります。
コンパクトで持ち運びに便利
旅行やジムに通う際も、液体シャンプーより軽くてコンパクト。液漏れの心配もなく、手荷物検査でも安心です。忙しいワーママ世代にとって、身軽さは大きな魅力ですよね。
髪に優しい自然派シャンプーバーの魅力
植物由来の成分でしっとり
自然派シャンプーバーには、ココナッツオイルやシアバター、アルガンオイルなど、髪や頭皮に潤いを与える植物由来の成分が使われることが多いです。40代になると髪のパサつきやうねりが気になる方も増えるので、こうした成分はとても心強い味方になります。
必要な油分を守りながら洗える
液体シャンプーの中には、洗浄力が強すぎて頭皮や髪の油分を奪ってしまうものもあります。自然派シャンプーバーは優しく汚れを落としつつ、必要な油分はしっかり残してくれるため、使い続けることで髪が健やかに整っていきます。
香りもナチュラル
精油を使ったナチュラルな香りのものが多く、人工的な強い香りが苦手な方にもおすすめです。ラベンダーやローズマリーなど、アロマ効果のある香りを選べば、バスタイムがリラックスタイムに変わります。
シャンプーバーの上手な使い方
泡立ては手のひらで
シャンプーバーは、直接髪にこすりつけるよりも、手のひらで泡立ててから使う方が髪に優しく、ムラなく洗えます。泡立ちが少ないと感じたときは、少しお湯を足してみるとふんわり泡が広がります。
洗ったあとはしっかりすすぐ
自然派シャンプーバーは合成の滑り成分を含まないものが多いため、少しきしみを感じることも。その場合はしっかりすすぐことが大切です。リンスやコンディショナーを併用すると、指通りが滑らかになります。
保管は乾燥がポイント
使ったあとは水分を切り、できるだけ乾いた場所に置くのが長持ちのコツ。ソープディッシュや専用ケースを使えば、溶けにくく清潔に保てます。忙しい日常の中でも、ちょっとした工夫で長く使えますよ。
自分に合ったシャンプーバーを選ぶポイント
髪質や頭皮の状態に合わせる
乾燥が気になる方は保湿成分が豊富なもの、ボリュームダウンが気になる方はさっぱり系のものなど、自分の髪質に合わせて選びましょう。商品によって洗い上がりの質感が大きく異なるため、口コミやレビューを参考にするのもおすすめです。
成分をチェックする
自然派をうたうシャンプーバーでも、中には合成添加物が入っていることもあります。できるだけシンプルな成分表で、植物由来のオイルやハーブが使われているものを選ぶと安心です。
サステナブルブランドを選ぶ楽しみ
最近では、環境に配慮したサステナブルブランドからシャンプーバーが続々登場しています。売り上げの一部を環境保護活動に寄付しているブランドや、フェアトレード原料を使用しているものを選べば、日常の選択が社会貢献にもつながります。
おすすめブランドとその特徴
以下のブランドは、“自然派”“プラスチック削減”“やさしい成分”を重視しているところが多く、シャンプーバー選びの参考になると思います。
LUSH(ラッシュ)
イギリス発祥ですが、日本国内にも多数店舗を展開しており、固形シャンプーのパイオニア的存在です。
ethique(エティーク)
ニュージーランド発ですが、日本での展開が活発で、サステナブル志向の女性から高い支持を集めています。
カウブランド無添加(牛乳石鹸共進社)
日本の老舗ブランドで、シンプルで安心できる成分を使った固形シャンプーも展開しています。
MARKS&WEB(マークスアンドウェブ)
日本国内ブランド。自然派志向で、環境に配慮したシンプルなケア用品を展開。固形シャンプーも人気です。
シャボン玉石けん
石けんブランドとして有名で、環境にも肌にも優しい製品を提供しています。シャンプーバーもナチュラル志向の女性に人気。
松山油脂
老舗の国内ブランド。自然由来の成分を大切にした商品を幅広く展開しており、シャンプーバーもラインナップしています。
まとめ
シャンプーバーは、髪を優しくケアしながら、地球環境にも配慮できる素敵なアイテムです。プラスチックボトルを減らすことは、忙しい日々の中で大きな変化を実感しにくいかもしれません。でも、その小さな積み重ねが未来を守る一歩になります。
40代のワーママ世代は、自分の美しさを大切にしつつ、子どもたちの未来にも責任を持つ世代。シャンプーバーを選ぶことは、そんなライフスタイルにぴったりの選択肢です。次のお買い物では、ぜひシャンプーバーを手に取ってみませんか? 髪と心と地球を同時にケアできる、新しい習慣が始まるかもしれません。