仕事に家事、育児に追われるワーキングマザー(ワーママ)にとって、冬は体調管理が難しい季節です。特に「冷え」は、肩こりや頭痛、疲労感、免疫力低下など、さまざまな不調の原因になります。「自分のことは後回し」になりがちなワーママこそ、日常に無理なく取り入れられる“温活”習慣が大切です。今回は、忙しい毎日の中でも続けやすい冷え対策を、生活シーン別にご紹介します。
なぜワーママは冷えやすいの?
冷えの原因は一つではありません。ワーママの場合、以下のような要因が重なりやすいのが特徴です。
まず、慢性的な運動不足。デスクワーク中心で長時間同じ姿勢が続くと、血流が滞り、手足の末端が冷えやすくなります。
次に、自律神経の乱れ。仕事と家庭の両立によるストレスや睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、体温調節機能を低下させます。
さらに、食事が不規則になりがちな点も見逃せません。子ども優先で自分は簡単に済ませる、冷たい飲み物を無意識に選ぶなどの習慣が、内臓冷えにつながります。
これらを踏まえたうえで、「頑張らなくてもできる温活」を意識していきましょう。
朝の温活:1日の体温スイッチを入れる
朝は体温が最も低く、冷えを引きずりやすい時間帯です。起きてすぐに体を温めることで、その日1日の巡りが変わります。
おすすめは、白湯を一杯飲むこと。内臓がじんわり温まり、胃腸の働きも活発になります。忙しい朝でも、ケトルでお湯を沸かすだけなので続けやすい習慣です。
また、首・手首・足首を冷やさない服装もポイント。これらは「三首」と呼ばれ、太い血管が通っています。マフラーやレッグウォーマー、薄手のインナーを活用すると、着ぶくれせずに防寒できます。
仕事中の冷え対策:オフィスでもできる温活
エアコンの効いたオフィスは、冬でも意外と冷えやすい環境です。特に足元の冷えに悩む方は多いでしょう。
まず取り入れたいのが、ひざ掛けや温かい靴下。足元を温めるだけで、全身の冷えが和らぎます。
さらに、1時間に1回は立ち上がることを意識しましょう。トイレに行く、軽く伸びをするだけでも血流改善につながります。
飲み物は、コーヒーばかりになりがちですが、生姜入りのお茶やハーブティーなど、体を温めるものを選ぶのがおすすめです。
食事で内側から温めるコツ
温活において、食事はとても重要です。ポイントは「温かいものを、よく噛んで食べる」こと。
スープや味噌汁は、忙しいワーママの強い味方。具だくさんにすれば、栄養バランスも整います。
特に、根菜類(にんじん・ごぼう・れんこん)や、発酵食品(味噌・納豆・ヨーグルト)は、体を温めやすい食材です。
時間がない日は、冷凍野菜やインスタント味噌汁を上手に活用し、「完璧を目指さない」ことも続けるコツです。
夜の温活:疲れと冷えをリセット
1日の終わりには、体をしっかり温めてリラックスする時間を持ちましょう。
可能であれば、湯船に浸かる習慣を。38~40℃のぬるめのお湯に10~15分浸かることで、血行が促進され、睡眠の質も向上します。入浴剤やアロマを使えば、気持ちの切り替えにも効果的です。
お風呂上がりは、首元やお腹を冷やさないように注意。腹巻きや羽織ものを取り入れると、寝るまでの冷えを防げます。
「自分を温める」は、自分を大切にすること
温活は、特別なことをする必要はありません。白湯を飲む、湯船に浸かる、首を冷やさない――そんな小さな積み重ねが、体調を整え、心にも余裕をもたらします。
ワーママは、家族や仕事を優先するあまり、自分の不調に気づきにくいもの。だからこそ「冷えていないかな?」と自分に問いかけ、体をいたわる習慣を持つことが大切です。
冬こそ温活。無理なく、心地よく続けられる冷え対策で、この冬を元気に乗り切りましょう。


