雨の日が続く梅雨の季節。なんとなく体が重く感じたり、冷えが気になったりしませんか?
外は湿気が多いのに、室内は冷房や除湿で体が冷え、自律神経のバランスも乱れやすくなります。
そんなときにおすすめなのが「ヨガ」。体をじんわり温め、深い呼吸で心もほぐしてくれる“やさしいヨガポーズ”は、女性の心と体にそっと寄り添ってくれます。
今回は、おうちでできる簡単なヨガポーズをご紹介。毎日に少しだけ取り入れて、梅雨も気持ちよく過ごしてみませんか?
梅雨におすすめ!体をじんわり温めるヨガポーズ
1-1. 合せきのポーズ(バッダ・コーナ・アーサナ)
合せきのポーズ(バッダ・コーナ・アーサナ)は、梅雨の時期におすすめのヨガです。股関節をゆるめて血流をよくし、体の重だるさを軽くしてくれます。
足の裏を合わせて座り、膝を左右に開くだけ。自然と体の力が抜けて、リラックスしやすくなります。内臓も刺激され、消化を助けたり、冷えの改善にも◎。
ポーズをとる際は、背筋を伸ばし、肩の力を抜いて深呼吸。呼吸が整うと、自律神経も落ち着いて心がゆるみます。
初心者でも無理なくできるポーズなので、毎日に取り入れやすいでしょう。
1-2. 猫と牛のポーズ(キャット&カウ)
猫と牛のポーズ(キャット&カウ)は、梅雨の時期に体を温め、心と体のバランスを整えるのにぴったりのヨガです。
四つん這いになり、手は肩の下、膝は腰の下に置きます。背骨をまっすぐに保ち、息を吸いながら背中を反らせて顔を上げると「牛のポーズ」。
次に息を吐きながら背中を丸めて顔を下げると「猫のポーズ」になります。この猫と牛のポーズをゆっくり繰り返すことで、背骨がほぐれ、血流もよくなります。
「なんだか体が重いな…」と感じるときも、無理なくできるのでおすすめです。呼吸を意識して動くことで、気持ちもゆったり整います。
1-3. ガス抜きのポーズ(パヴァナムクタ・アーサナ)
ガス抜きのポーズ(パヴァナムクタ・アーサナ)は、梅雨の重だるさやお腹の不快感をやわらげてくれるヨガのポーズです。
仰向けになって両膝を胸に引き寄せ、両手で抱えるだけ。腸をやさしく刺激し、ガスの排出や消化を助けてくれます。
また、腰や背中のこわばりをほぐし、リラックスにも◎。座りっぱなしの方にもぴったりです。深い呼吸を意識しながら、自分のペースで無理なく行ってみてください。
心もほぐれる、呼吸とともに整えるやさしい時間
呼吸を意識したヨガは、心もほぐれ、体も整えてくれるやさしい時間になります。
また、ヨガは体だけでなく、心のバランスを整える力も持っています。特に呼吸を意識することで、自律神経が整い、心身ともにリラックスできるでしょう。
以下で詳しくお伝えします。
2-1. 呼吸に意識を向けることで自律神経が整う
梅雨の時期は、湿気や気温の変化でなんとなく気分が落ち込みがち。そんなときは、呼吸に意識を向けてみましょう。
呼吸を整えると、自律神経が落ち着き、心も体もリラックスしやすくなります。ヨガの呼吸法を使えば、気持ちがスーッと軽くなるのを感じられるはずです。
深くゆっくりとした腹式呼吸をおこなうだけでも、心拍や血圧が安定して、気持ちが穏やかになります。忙しい毎日の中でも、少しの時間で心がふっとゆるむ感覚を味わえます。
日々の生活の中で、ヨガの呼吸法を取り入れ、呼吸に意識を向けることが、自律神経を整えるカギとなります。
2-2. 毎日たった5分でも続けることがカギ
ヨガはストレスを和らげ、心を落ち着かせる効果があります。毎日たった5分なら気軽に始められ、ヨガを続けることで、心と体を健康に保つことができます。
難しいポーズでなくても大丈夫です。朝や夜のリラックスタイムに、深呼吸するだけでもOK。それだけで1日の始まりや終わりが穏やかに。
続けることで、体がほぐれたり、血のめぐりが良くなったりと、少しずつ変化が感じられるはず。
毎日のちょっとしたヨガで、心も体も整えていきましょう。
ヨガ+αの温活アイデア
ヨガにはもともと体を温める働きがありますが、さらに「温活」を組み合わせることで、より効果的に体を温めることができます。
また、女性にとって、冷えは体調不良の原因となることが多いため、日常的に温活を意識することが大切です。
特別な道具や長い時間を必要とせず、手軽に日常生活に取り入れることができます。
このあとご紹介する「温活」を、ヨガに組み合わせてみませんか。
3-1. 白湯を飲んで内側から温める
白湯(さゆ)を飲むと、体の中から温めることができます。白湯は、一度沸かしたお湯を少し冷ましたもの。とてもシンプルです。
特に、朝起きた直後に飲むのが最適。寝ている間に失った水分を補え、胃腸もやさしく目覚めます。
食事の前や、ヨガの前後に飲むのも◎。ゆっくり時間をかけて飲むのがポイントです。朝に白湯を飲んで、心地よい一日をスタートさせましょう。
3-2. ゆったりとした服でリラックス
ゆったりした服を選ぶと、体が冷えにくく、リラックスしやすくなります。梅雨は湿気が多くて体が重く感じやすい時期。締め付けのない服は血流をよくし、体温調整もしやすくなります。
コットンやリネンなど通気性のよい素材は、肌にもやさしく心地よいのでおすすめ。ヨガなど体を動かすときも、ゆったりした服なら動きやすく快適です。
「ピッタリした服だと疲れる…」という方は、ぜひ試してみてください。心も体もほっとして、梅雨のだるさが軽くなるかもしれません。
3-3. 足湯や湯たんぽで末端を温めて
梅雨の時期は体が冷えやすいので、足湯や湯たんぽで体を温めるのがおすすめです。
足湯は、40度くらいのお湯に足を10〜15分浸すだけ。血のめぐりがよくなり、体がぽかぽかしてきます。寝つきが悪いときは、寝る前にやると効果的です。
また、湯たんぽなら足元だけでなく、お腹や腰に当てることで、体全体をじんわり温めてくれます。サイズや形状も様々あり、持ち運びしやすいものもあります。
どちらも手軽な冷え対策なので、この時期、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ:「頑張りすぎない」「無理しない」がキーワード
梅雨の季節は、女性にとって心も体もゆらぎやすい時期。でも、そんなときこそ「やさしいヨガポーズ」で自分をいたわってみませんか?
体を冷やさず、呼吸を整えてめぐりをよくすると、だるさや不調も少しずつラクになります。「頑張りすぎない」「無理しない」が大切です。
ヨガや温活を取り入れて、梅雨を心地よく過ごしましょう。