梅雨の季節、なんとなく体が重だるい、足元が冷える、肩がこる……そんな不調を感じることはありませんか?
外はムシムシ、室内はエアコンでひんやり。特にデスクワークで長時間座っていると、下半身が冷えてしまいがちです。
この「デスクワーク冷え」は、女性の体調や美容にも影響するので要注意。血のめぐりが悪くなり、代謝や免疫力が落ちてしまうこともあります。
この記事では、梅雨の時期に取り入れたい、デスクワーク中の冷え対策をご紹介します。体を内側から温めて、毎日を快適に過ごすヒントを見つけていきましょう。
オフィスでできる簡単冷え対策
梅雨の時期は湿気と冷えで、体調をくずしやすくなります。特にデスクワークが多い方は、オフィスでの冷え対策が大切です。
今回は、オフィスで簡単に取り入れやすい冷え対策をご紹介します。体をあたためて、快適に過ごしましょう。
1-1. ひざ掛け+レッグウォーマーで下半身を守る
ひざ掛けやレッグウォーマーは、デスクワーク中の足元の冷え対策にぴったりです。特に下半身は冷えやすく、放っておくと全身の冷えにつながることも。
「職場のエアコンで足元が冷えてつらい…」と感じる方は多いのではないでしょうか。そんな時は、ひざ掛けで太ももをあたためると、体が冷えにくくなります。
さらに、レッグウォーマーで足首やふくらはぎを温めると、血流がよくなり、全身の冷えもやわらぎます。ウールやフリースなど保温性の高い素材を選べば、より快適に。
ひざ掛けとレッグウォーマーを上手に取り入れて、寒さによる不快感を減らし、心地よく仕事をしましょう。
1-2. 温かい飲み物で体の中からぽかぽかに
体を内側から温めるには、温かい飲み物を飲むのが効果的です。
たとえば、朝のコーヒーや紅茶をホットにしてみたり、ハーブティーや生姜湯などもおすすめです。リラックス効果があり、体をじんわり温めてくれます。
保温性のあるタンブラーを使えば、長く温かさを楽しめます。
また、デスクワーク中にこまめに温かい飲み物をとることで、体のめぐりがよくなり、冷えの予防にもつながります。こまめな休憩はリフレッシュにもなり、一石二鳥です。
毎日の中で無理なく取り入れられる温かい飲み物で、内側から心地よく過ごしましょう。
1-3. デスク下にミニヒーターや湯たんぽを
オフィスでの冷え対策に、デスク下にミニヒーターや湯たんぽを置くことも効果的です。梅雨時は湿気で体が冷えやすく、「足元が寒くてつらい…」と感じる方も多いでしょう。
そんなときに便利なのがミニヒーター。コンパクトで持ち運びしやすく、スイッチを入れるとすぐに暖かくなり、足元から体全体を温めてくれます。
また、湯たんぽもおすすめです。電気を使わずに温かさが続き、カバーを使えばやけどの心配も少なく、やさしい肌触りでリラックスできます。
こうしたアイテムで、冷えを防いで快適なデスクワークを。
こまめなストレッチで血行促進
デスクワーク中の冷え対策には、こまめなストレッチが効果的です。
同じ姿勢が続くと血流が悪くなり、冷えやすくなります。特に湿気の多い梅雨時は体が冷えやすいため、意識して体を動かすことが大切です。
では、詳しく見ていきましょう。
2-1. 1時間に1回は席を立つのが理想
デスクワークが続くと、血の巡りが悪くなり、体が冷えやすくなります。特に梅雨の時期は湿気の影響で、なんとなく体が重く感じることも。そんなときは、こまめに体を動かすことが大切です。
「忙しくてなかなか席を立てない…」という方も、ほんの少しの動きでOK。たとえば、トイレのついでに軽くストレッチをしたり、廊下を歩いたりするだけでも、血流がよくなり冷え対策になります。
立ち上がることで姿勢も整い、肩こりや腰の負担も軽くなります。ずっと座っていると集中力も低下しがちですが、少し動くことでリフレッシュでき、仕事の効率アップにもつながります。
1時間に1回を目安に席を立つ習慣をつけて、体も心もすっきり整えましょう。
2-2. 座ったままでもできる簡単エクササイズ
デスクワーク中の冷えが気になる方に、イスに座ったままできる簡単な運動をご紹介します。
まずは、足首を回す運動。椅子に座ったまま足を少し浮かせて、足首をゆっくり円を描くように回します。血流がよくなり、冷えの予防に効果的です。
「仕事中に動くのは難しい…」と感じるかもしれませんが、少し意識して取り入れるだけでも、体が温まりやすくなります。
次に、腰をひねる運動です。手を腰にあてて、上半身を左右にひねります。数回くり返すことで、腰まわりの血行がよくなります。
また、肩の運動もおすすめです。肩をすくめて耳に近づけ、ゆっくり元に戻します。肩のこりがほぐれ、全身の血流がスムーズになります。
このエクササイズをこまめに行えば、座りっぱなしでも冷えにくい体づくりにつながります。
2-3. 呼吸を整えることも冷え対策に
呼吸を整えることは、冷え対策にとても効果的です。深呼吸をすると体に酸素が行き渡り、血のめぐりが良くなります。これで体の隅々まで温かくなり、冷えがやわらぎます。
「仕事中に呼吸を気にするのは難しい」と感じる方も、簡単な深呼吸を取り入れるだけで大丈夫です。
まず背筋を伸ばして座り、ゆっくり鼻から息を吸い、口からゆっくり吐きます。これを数回繰り返すとリラックスできて、集中力も上がります。
特に梅雨の時期は湿気が多くて体温調節がむずかしいので、定期的に呼吸を整える習慣が大切です。深呼吸を続けることで冷えが和らぎ、心も体もリフレッシュできます。
梅雨時期ならではの冷え対策アイテム
梅雨の時期は湿気が多く、体が冷えやすい環境が続きます。特にオフィスワークでは、冷房が効きすぎていることも多く、冷え対策が欠かせません。
そこで、湿気対策と冷え対策を両立した適切な服装やアイテム選びが重要です。以下で詳しくお伝えしていきます。
3-1. 湿気対策と冷え対策を両立する服装
梅雨の時期は、湿気と冷えの両方を防ぐ服を選ぶことが大切です。梅雨のような湿気の多い時期には、通気性がよく速く乾く素材の服を選ぶと、快適に過ごせます。
例えば、リネンやコットンは湿気を逃しつつ冷えを防いでくれます。湿気で不快に感じる時は、吸湿速乾素材のインナーを着ると、汗をかいてもサラッとした着心地で快適です。
また、薄手のカーディガンやストールを重ねると、冷房の効いた場所でも冷えにくくなります。工夫することで、湿気と冷えの対策ができます。
3-2. おしゃれに楽しめる温活アイテム
おしゃれに楽しめる温活アイテムは、梅雨の冷え対策におすすめです。シルクやウールのスカーフやストールは、首元をあたためて全身の体温をキープします。
また、レッグウォーマーやアームウォーマーもよいでしょう。カラフルなデザインなら、ファッションのアクセントにもなって気分も明るくなります。
あたたかい色のインナーやカーディガンも取り入れてみてください。薄手でも保温力のあるヒートテック素材が便利です。
雨の日でもおしゃれを楽しみながら、冷え対策ができます。
3-3. 湿気と冷えに負けない食材選び
湿気や冷えに負けないためには、体の中から温める食材を選ぶことが大切です。
例えば、生姜は飲み物や料理に簡単にプラスできて、体を温めてくれます。
にんじんやゴボウ、大根などの根菜類も◎。体を温めるだけでなく、食物繊維が豊富でお腹にもやさしい食材です。
さらに、シナモンやクローブなどのスパイスを使うと、血のめぐりが良くなり体が温まります。
これらの食材を毎日の食事に取り入れて、湿気や冷えに負けない体を作りましょう。
まとめ:デスクワークに“温活習慣”を取り入れよう
デスクワーク中の冷えは、ちょっとした工夫で防げます。
ひざ掛けや温かい飲み物、座ったままできるストレッチなど、どれも簡単で今日からすぐ始められます。
「冷えてきたかも」と感じたら、そのままにせず、すぐにケアしましょう。
じめじめした梅雨の季節も、心も体もあたたかく過ごすために、毎日のデスクワークに“温活習慣”を取り入れてみませんか?
冷えない私で、もっと軽やかに。もっと私らしく。