はじめに
秋の心地よい風に誘われて、家族でピクニックに出かけたくなる季節ですね。紅葉が色づき始める公園や、少し遠出して自然豊かな広場で過ごすひとときは、心も体もリフレッシュさせてくれます。そんな秋のピクニックで欠かせないのが「お弁当」。
とはいえ、朝から作るとなると「時間がない」「何を入れようか迷う」と感じる方も多いのではないでしょうか。特に働くママにとっては、できるだけ手早く用意できて、見た目も華やか、しかも家族みんなが喜んでくれるレシピが理想的ですよね。
今回は、そんな忙しいワーママにぴったりな**「簡単レシピ」と「盛り付け術」**をご紹介します。秋らしさを感じながら、家族で楽しく食べられるお弁当作りのヒントをお届けします。
秋ピクニックにおすすめ!簡単おかずレシピ
彩り豊かな「秋野菜のカラフルピンチョス」
ピンチョスは小さな串に具材を刺すだけの簡単レシピ。
かぼちゃ、パプリカ、ブロッコリーなど秋野菜を軽くソテーして、チーズやハムと一緒に串に刺すと、見た目も鮮やかで食べやすいおかずになります。小さなお子さんでも手でつまめるので、大人も子どもも楽しめる一品です。
冷めても美味しい「きのこの炊き込みおにぎり」
秋といえば、きのこが旬。しいたけやしめじを使った炊き込みごはんをおにぎりにすれば、冷めても美味しくいただけます。おにぎりにすることで持ち運びやすくなり、外でも食べやすいのが魅力。ほんのり醤油の香ばしさが秋の空気にぴったりです。
子どもが喜ぶ「ミニハンバーグ」
お弁当の定番おかずといえばハンバーグ。少し小さめに作っておくと、ピクニックでも食べやすくなります。ソースは別容器に入れて、現地でかけるのもおすすめ。冷凍保存ができるので、前日に作っておけば当日の朝は詰めるだけでOKです。
家族ごはんとして楽しめる工夫
シェアしやすい「大きめサンドイッチ」
大きなバゲットや食パンを使ったサンドイッチは、切り分けてみんなでシェアできるのが魅力。具材は卵、ハム、レタスなど定番の組み合わせで十分美味しく、見た目もボリューム満点に仕上がります。彩りを意識して断面がきれいに見えるようにすると、食欲をそそります。
デザートで季節感をプラス
ピクニック弁当に欠かせないのがデザート。秋のフルーツ、りんごやぶどう、梨をカットして持参すれば、子どもたちも大喜びです。果物は色合いも美しく、お弁当に華やかさを添えてくれます。ヨーグルトに果物を添えたミニカップを持っていくのもおすすめです。
スープジャーで温かさを楽しむ
少し肌寒い日には、スープジャーに温かいスープを入れて持っていくのも素敵。ミネストローネやコーンスープなど、家族みんなが飲みやすいものを選ぶと良いですね。温かさがあると、ピクニックがさらに心地よくなります。
盛り付け術で華やかに!見た目も楽しむ工夫
彩りバランスを意識する
お弁当の盛り付けで大切なのは、彩りのバランス。赤(トマトやパプリカ)、黄(卵やコーン)、緑(ブロッコリーやきゅうり)などを意識すると、自然と華やかな見た目になります。おかずの内容がシンプルでも、彩りでぐっとおしゃれに見えるのです。
仕切りにワックスペーパーやカップを活用
仕切りを工夫すると、見た目だけでなく食べやすさもアップします。ワックスペーパーでおにぎりを包んだり、シリコンカップを使っておかずを小分けにしたりするだけで、全体の雰囲気が明るくなります。特にピクニック弁当は外で食べるため、手が汚れにくい工夫が重宝します。
高さを意識して詰める
同じおかずでも、平らに詰めるより高さを出すと見栄えが良くなります。おにぎりを立てるように詰めたり、フライやハンバーグを少し重ねるように入れると、立体感が出て華やかに。写真映えもするので、思い出作りにもぴったりです。
ピクニックをもっと楽しむための小さな工夫
手作りお弁当を家族イベントに
お弁当作りをママ一人で抱え込まず、子どもや夫にも少しずつお手伝いをお願いしてみてはいかがでしょうか。卵を混ぜてもらう、野菜を詰めてもらうだけでも、子どもにとっては楽しい経験に。みんなで作ることで、食べる時間もさらに特別なものになります。
レジャーシートやカトラリーもおしゃれに
お弁当の時間をもっと楽しくするために、レジャーシートやカトラリーを工夫するのもおすすめ。北欧風やナチュラルテイストのデザインを選ぶと、全体の雰囲気がぐっと洗練されます。お気に入りのアイテムをそろえると、ピクニック自体が家族の思い出に残ります。
無理のない準備で楽しむ
ピクニック弁当は「完璧」を目指さなくても大丈夫。前日に下ごしらえしておいたり、市販の冷凍食品をうまく取り入れたりして、無理なく準備することが大切です。大切なのは「みんなで外で食べる」という体験そのもの。力を抜いて楽しみましょう。
まとめ
秋のピクニックは、自然を感じながら家族でゆったりとした時間を過ごせる素敵なイベントです。お弁当作りはちょっと大変に思えるかもしれませんが、簡単レシピや彩りの工夫を取り入れることで、無理なく華やかなお弁当が完成します。
きのこや秋野菜を使ったおにぎりやピンチョス、みんなでシェアできる大きなサンドイッチ、旬のフルーツを添えるだけで、テーブルがぐっと華やかに。さらに、盛り付けのちょっとしたコツで写真映えもするお弁当に仕上がります。
なにより大切なのは、お弁当を囲んで過ごす家族の時間。美味しいごはんと笑顔がそろえば、秋のピクニックはきっと忘れられない思い出になるはずです。忙しい毎日の中でも、少し工夫することで家族ごはんの時間を特別に演出してみてくださいね。