仕事に家事、育児…毎日があっという間に過ぎていくワーママにとって、“自分のためだけに使える時間”はまるで宝物のよう。
特に冬は日が短く、子どもが寝た後は一気に眠気が襲ってきたり、やり残した家事が気になったりして、「趣味をする時間なんてとれない…」と感じる人も多いはずです。
でも実は、15分だけの“小さな趣味時間”をつくることで、日々の疲れが驚くほどやわらぎ、心の余裕が戻ってくるのをご存じですか?
この記事では、忙しいワーママでも今日から始められる、冬の夜に15分だけ趣味時間を作るためのコツと続け方のポイントをご紹介します。
◆ なぜ“15分”なのか?ワーママにこそ向いている理由
1. まとまった時間を確保しなくていい
30分や1時間だと「そんなに取れない」と感じますが、15分なら家事の区切りにも入れられる絶妙な長さ。
「これくらいならできるかも」と心理的ハードルが下がります。
2. 集中しやすい
人は短時間の方が集中力を発揮しやすいと言われています。
ダラダラ続けず、短い時間で“程よい集中”が生まれやすいのが15分のメリットです。
3. 子どもが寝た後の眠気とも戦える
冬の夜はとにかく眠くなる季節。
「15分だけやったら寝よう」と思えることで、趣味も睡眠もどちらも犠牲にしなくて済みます。
◆ まずは「15分で完結する趣味」を選ぼう
趣味といっても、準備に10分、後片づけに10分かかるものでは、結局続きません。
冬の夜に向いているのは、”すぐ始められて、すぐ終われる”タイプの趣味。
● 例:準備いらず&短時間で満足できる趣味
- 読書(スマホや電子書籍でもOK)
- 編み物・刺繍などの簡単クラフト
- 日記や手帳デコ
- スマホ写真の整理
- 大人の塗り絵
- 語学アプリ・資格アプリ
- 小さな観葉植物のケア
- サブスクで短い動画を見る
- ラジオやポッドキャストを聴きながらのストレッチ
大切なのは、“始めたい気持ちが湧くかどうか”。
疲れた夜でも「ちょっとやりたいかも」と思えるものが最適です。
◆ コツ①:場所を固定する——“趣味コーナー”をつくる
時間より先に確保したいのが「場所」です。
毎回場所を探したり片付けたりする必要があると、ハードルが上がってしまいます。
● ワーママにおすすめの“趣味スペース”
- ソファの横に小さなカゴを置いて、小物や本をまとめておく
- ベッドサイドにライト+お気に入りアイテムをセット
- ダイニングテーブルに“趣味トレー”を置いてそのまま広げられるようにする
「ここに座ればすぐ始められる」という状態を作ると、15分の密度がグッと上がります。
◆ コツ②:やることを決めておく——「迷う時間」をゼロにする
疲れている夜に「何しよう?」と考えるのは意外と負担。
その“迷いの数分”で、心が折れてしまうこともあります。
● 寝る前に明日の“15分趣味メニュー”を決めておく
たとえば
- 明日は「編み物の続きを5段だけ」
- 今日は「本を15ページ」
といったように、小さく明確に。
「やることが決まっている」というだけでスムーズにスタートできます。
◆ コツ③:タイマーを使う——やめる勇気を持つ
15分と決めたら、必ずタイマーをセットしましょう。
ワーママが趣味を続けられない最大の理由は、“気づけば夜更かししてしまう”こと。
タイマーが鳴ったら一度ストップ。
物足りなければ翌日にまた続きができます。
「まだやりたい」で終わると、次の日の楽しみになり、習慣化しやすくなります。
◆ コツ④:家族に“宣言”する——味方を増やす
家族に「寝かしつけ後、15分だけ趣味の時間にするね」と伝えるのも効果的。
たった15分でも、“自分のための時間を持つことを宣言する”ことで、無意識の遠慮がなくなります。
また、パートナーが子どもの寝かしつけを担当する日を決めている人は、その間に趣味時間を作るのもおすすめです。
◆ コツ⑤:あえて“冬の夜”に向いている趣味を選ぶ
冬は気温も光も、集中するのにぴったりの季節。
夜の静けさを楽しみながらできる趣味は、心の満足度が高まります。
● 冬の夜におすすめの趣味例
- ほっとドリンクを飲みながらの読書
- 毛糸を使った手仕事(編み物・刺し子など)
- キャンドルやアロマを楽しむ
- ゆっくりスキンケアをしながら日記を書く
- ココアを飲みながらの映画の名場面メモ
冬ならではの“しずかな時間”を味わうことで、翌日に向けてのリセット効果も大きくなります。
◆ コツ⑥:「やらない日」も認める——完璧を目指さない
忙しい日や疲れ切った日は、15分の趣味すら難しいこともあります。
でも、そこで罪悪感を持つ必要はありません。
むしろ“やらない日”を作ってOKと決めておくことが、長く続ける秘訣です。
3日できなくても、できる日に再開すれば大丈夫。
趣味は義務ではなく、“自分を楽しませるための時間”だからこそ、ゆるく続けるのが正解です。
◆ コツ⑦:小さな達成感を可視化する
15分の積み重ねは、思っている以上に大きな成果になります。
目に見える形で達成感が残ると、「またやろう」という気持ちが自然に湧いてきます。
● 可視化の方法
- カレンダーに「趣味できた日」に○をつける
- アプリで習慣トラッカーを使う
- SNSや日記に今日やったことを一言書く
- 完成した作品を写真に残す
「あ、こんなに続いてる!」と見える形になると、自分を褒めるきっかけにもなります。
◆ まとめ:15分の趣味時間は、ワーママの心をやわらかくする
冬の夜に15分だけの趣味時間をつくることは、忙しいワーママの心と日常に大きな余白をもたらします。
▼ 今日からできる最短ルートは…
- 趣味をひとつ選ぶ
- 場所を決める
- 明日のやることを小さく決める
- タイマーを15分にセットする
たったこれだけ。
誰のためでもなく、自分のためだけに使う“15分”は、やがてあなたの暮らしの質をそっと底上げしてくれます。
忙しい冬こそ、ほんの少しの“自分時間”をあなた自身にプレゼントしてみませんか?
あなたの冬の夜が、よりあたたかく、より豊かなものになりますように。


