はじめに
秋が深まるにつれ、朝晩の冷え込みが体にこたえる季節になってきました。特に40代の女性は「冷え性」に悩まされる方も多く、手先や足先が冷たくなったり、体のだるさにつながることもありますよね。
そんなときにおすすめしたいのが「スパイスを取り入れた秋レシピ」。スパイスには体をじんわり温めてくれるものが多く、料理にプラスするだけで食卓が華やかになるのも魅力です。今回は、毎日のごはんに取り入れやすいスパイスと秋の食材を使ったレシピをご紹介します。
忙しいワーママでも手軽に作れて、家族みんなで楽しめるメニューばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。
スパイスでぽかぽか!冷え対策におすすめの理由
スパイスの香りと温め効果
スパイスには、香りで食欲を刺激するだけでなく、体を内側から温める働きがあるものがあります。特にショウガやシナモン、クローブなどは、秋冬の料理にぴったり。お茶やデザートに取り入れても楽しめます。
秋食材との相性抜群
カボチャ、サツマイモ、きのこ、れんこんなど秋が旬の食材は、スパイスとの相性も抜群。甘みや旨みを引き立て、食べ応えもしっかりあるので、満足感のある食卓を演出できます。
家族みんなで楽しめるアレンジ
辛さ控えめにすれば子どもも一緒に食べられますし、大人向けにはスパイスを効かせてアクセントにするなど、アレンジが自在。家族全員が笑顔になれるのも嬉しいポイントです。
定番の温めスパイス
- ショウガ:体を内側からじんわり温める代表格。飲み物やスープにプラスしやすい。
- シナモン:甘い香りでリラックス効果も。デザートやドリンクにも活用しやすい。
- クローブ:ほんのり甘くスパイシーな香りで、カレーや煮込み料理を格上げ。
秋におすすめのスパイス
- カルダモン:爽やかな香りが特徴。チャイやカレーに加えると香りが華やかに。
- ナツメグ:甘い香りとほのかな苦味。ハンバーグやミルク系スープにぴったり。
- クミン:エスニック料理に欠かせないスパイス。食欲をそそる香りで炒め物にも◎。
- ターメリック:黄金色のスパイス。カレーだけでなく、ミルクに加える「ターメリックラテ」も人気。
- フェンネル:爽やかな甘い香りで、魚料理やスープに合う。食後のリフレッシュにも。
- ブラックペッパー:普段の料理にちょい足しするだけで、香りと温め効果がプラスされる。
- チリペッパー(唐辛子):体を熱くするスパイス。少量で料理のアクセントに。
家族全員が笑顔になれるのも嬉しいポイントです。
忙しいママでも簡単!スパイスたっぷり秋レシピ6選
1. カボチャとショウガのポタージュ
カボチャの自然な甘みに、ショウガの爽やかな辛みをプラスしたポタージュ。体が芯から温まる一品です。
材料(4人分)
- カボチャ 1/4個
- 玉ねぎ 1個
- ショウガ 1かけ
- 牛乳 400ml
- コンソメ 1個
- 塩・こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
- カボチャと玉ねぎを薄切りにし、鍋にオリーブオイルを熱して炒める。
- ひたひたの水とコンソメを加え、柔らかくなるまで煮る。
- ミキサーで滑らかにし、牛乳とすりおろしたショウガを加えて温める。
- 塩・こしょうで味を調えたら完成。
香りづけにシナモンをひとふりすると、より秋らしい味わいになります。
2. サツマイモとシナモンのほっこりサラダ
デザート感覚でも食べられる甘めのサラダ。シナモンの香りがサツマイモの甘さを引き立てます。
材料(4人分)
- サツマイモ 2本
- プレーンヨーグルト 大さじ4
- マヨネーズ 大さじ2
- シナモンパウダー 少々
- レーズン 大さじ2
- くるみ 大さじ2
作り方
- サツマイモを角切りにして茹で、柔らかくする。
- 水気を切り、ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたソースで和える。
- レーズンと砕いたくるみを加え、仕上げにシナモンをふる。
冷やしても美味しく、お弁当のおかずにもおすすめです。
3. きのことクローブ香る秋カレー
スパイスの王道・カレーも、クローブを効かせると秋らしい深みが出ます。きのこをたっぷり入れて食物繊維も補給。
材料(4人分)
- お好きなきのこ(しめじ、舞茸、エリンギなど)300g
- 玉ねぎ 2個
- ニンジン 1本
- 鶏もも肉 300g
- カレールウ 1/2箱
- クローブ(ホール) 3〜4粒
- 水 600ml
作り方
- 玉ねぎ、ニンジン、鶏肉を食べやすい大きさに切る。
- 鍋に油を熱し、クローブを軽く炒めて香りを出す。
- 野菜と肉を加えて炒め、水を注ぎ煮込む。
- きのこを加えてさらに煮込み、ルウを溶かして仕上げる。
クローブの香りで、普段のカレーがぐっと本格的な味に変わります。
4. 体の芯から温まるターメリックラテ
「ゴールデンミルク」とも呼ばれるターメリックラテは、秋冬の夜にぴったりの飲み物。黄金色が見た目にも華やかで、ほっと心まで温まります。
材料(1人分)
- 牛乳 200ml(豆乳でも可)
- ターメリックパウダー 小さじ1/2
- ハチミツ 小さじ2
- シナモンパウダー 少々
作り方
- 鍋に牛乳とターメリックを入れ、弱火で温める。
- 沸騰直前で火を止め、ハチミツを加えて混ぜる。
- カップに注ぎ、仕上げにシナモンをふる。
夜寝る前のリラックスタイムにもおすすめ。優しい甘さと香りで心がほぐれます。
5. クミン香るチキンソテー
食欲をそそるスパイスといえばクミン。シンプルなチキンソテーも、香りが加わることで一気にレストラン風に。
材料(4人分)
- 鶏もも肉 2枚
- クミンパウダー 小さじ1
- ニンニク 1かけ
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩・こしょう 少々
作り方
- 鶏肉を食べやすい大きさに切り、塩・こしょうとクミンをもみ込む。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを熱し、香りが出たら鶏肉を皮目から焼く。
- 両面に焼き色がついたら火を弱め、蓋をして蒸し焼きに。
仕上げにレモンを絞ると爽やかさが加わり、秋の食卓にぴったりなメイン料理になります。
6. ナツメグ入りミルクプリン
デザートにナツメグをひとふりするだけで、まろやかな香りが広がる大人のスイーツに。子どもも喜ぶ優しい味わいです。
材料(4人分)
- 牛乳 400ml
- 砂糖 大さじ4
- 粉ゼラチン 5g
- 水 大さじ2
- ナツメグ 少々
作り方
- ゼラチンを水でふやかしておく。
- 鍋に牛乳と砂糖を入れて温め、砂糖が溶けたら火を止める。
- ゼラチンを加えてよく混ぜ、器に流し入れて冷蔵庫で冷やし固める。
- 固まったら仕上げにナツメグを軽くふる。
口当たりのやさしいプリンに、ほんのりスパイシーな香りが加わって、食後の満足感がアップします。
スパイスをもっと楽しむちょい足しアイデア
スパイスは特別な料理だけでなく、ちょっとした工夫で日常に取り入れられるのが魅力。ここでは、忙しいワーママでもすぐに試せる「ちょい足し」のアイデアをご紹介します。
朝はチャイでほっと一息
一日の始まりにおすすめなのが、スパイス入りのチャイ。紅茶にシナモン、カルダモン、クローブ、ショウガを加えて煮出すだけで、いつもの紅茶がぐっと香り高くなります。
牛乳を加えるとコクが出て、体も心もぽかぽか。砂糖の代わりにハチミツを使えば、優しい甘さで子どもでも飲みやすくなります。朝の慌ただしい時間も、マグカップから立ち上る香りに癒されますよ。
デザートにスパイスをプラス
甘いものにもスパイスは大活躍。たとえば、
- 焼きリンゴにシナモンをふる
- ホットチョコレートにナツメグをひとつまみ
- ヨーグルトにカルダモンを加える
といったアレンジで、手軽に大人のスイーツに変身します。
シナモンやナツメグの甘く温かみのある香りは、秋のティータイムにぴったり。家族のおやつ時間や、自分だけのご褒美時間をより豊かにしてくれます。
常備スパイスで料理上手
料理にほんの少し加えるだけで味の印象が変わるのもスパイスの魅力。例えば、
- 炒め物にクミンシードをひと振り
- きんぴらごぼうに山椒を少々
- トマトスープにバジルやオレガノを追加
など、日常の和食や洋食に取り入れても違和感なく楽しめます。
家族から「なんだかいつもより美味しい!」と言われたら、ちょっと得意げな気分になれますよね。
温かい飲み物にひと工夫
コーヒーや紅茶、ホットミルクにスパイスを少し加えるのもおすすめです。
- コーヒーにはシナモンを足してカフェ風に
- 紅茶にはクローブやカルダモンで香りをプラス
- ホットミルクにはナツメグでほっと落ち着く一杯に
夜寝る前のリラックスタイムにもぴったりで、体を温めながら心を穏やかに整えてくれます。
ごはんやお弁当にもさりげなく
お弁当作りにもスパイスを活用すると、味に変化がついてマンネリ防止に。
- ゆで卵にカレー粉を少し混ぜたマヨネーズを添える
- 鶏の照り焼きにブラックペッパーを効かせる
- サラダにクミンやコリアンダーを混ぜたドレッシングをかける
など、ちょっとした工夫でぐっとオシャレなお弁当に仕上がります。
💡このように、スパイスは「特別な日の料理」だけでなく、普段の朝ごはんやおやつ、お弁当作りにも大活躍。冷え性対策だけでなく、食卓のバリエーションを広げてくれる心強いアイテムです。
まとめ
冷え性が気になる季節には、スパイスを使った料理が心強い味方になります。ショウガやシナモン、クローブなど、体を温めてくれるスパイスは、秋の食材とも相性抜群。ポタージュやサラダ、カレーといった定番料理に少し加えるだけで、ぐっと華やかな秋メニューに変わります。
忙しい毎日でも、スパイスの香りに包まれると気持ちがリラックスし、食卓が豊かに感じられるもの。ぜひ今日のごはんに、スパイスをひとさじ取り入れてみませんか?

