「前より暑さがつらくなった気がする」「冷房の効いた部屋にいると、すぐに寒くなる」「季節の変わり目になると、なんとなく調子が整わない」。
そんなふうに感じることはありませんか?
仕事に家事、子どものことまでこなしていると、自分の体調はつい後回しになりがちです。
特に40代になると、以前と同じように過ごしていても、暑さや寒さを強く感じたり、温度差が負担に感じられたりすることもあります。
そこで意識したいのが、体温を一定に保つための体温調節機能です。
体温は、外気温に合わせてそのまま変化しているわけではありません。体は血流や発汗、代謝などを調整しながら、できるだけ一定の状態を保とうとしています。
だからこそ、「体を冷やさない」「体温を上げる」といった一つの対策だけではなく、体が温度変化に対応しやすい生活習慣を整えておくことが大切です。
今回は、忙しいワーママでも取り入れやすい「体温調節を意識した毎日の習慣」を紹介します。
体温調節は「特別なこと」より毎日の習慣から
体温調節というと、冷え対策や暑さ対策を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それも大切です。
ただ、毎日の生活の中でできることは、それだけではありません。
食事、睡眠、運動、入浴など、普段の生活習慣も体の状態を整える土台になります。
忙しいからこそ、「何か特別なことを始める」のではなく、今の生活に少し足していくくらいが続けやすい方法です。
朝はカーテンを開けて一日をスタート
朝起きたら、まずカーテンを開けて光を浴びる習慣をつくってみましょう。
朝の光は体内時計を整えるのに役立ちます。
体内時計が整うと、睡眠や覚醒など一日のリズムも整えやすくなります。
朝から忙しいワーママは、起きてすぐに朝食やお弁当作りに取りかかることも多いもの。
「朝日を浴びるために外へ出る」と考えるとハードルが高くなりますが、まずはカーテンを開けるだけでもOK。
洗濯物を干すためにベランダへ出る、子どもを送り出すときに少し外の空気を吸うなど、今ある行動と組み合わせてもよいでしょう。
朝食を抜かず、エネルギーを補給する
忙しい朝は、自分の朝食が適当になってしまうこともあります。
でも、体を動かすにはエネルギーが必要です。
朝食は、主食だけで済ませるのではなく、卵、納豆、ヨーグルト、牛乳などのたんぱく質を含む食品や、果物なども組み合わせると、栄養のバランスを整えやすくなります。
「毎朝きちんと作らなければ」と考える必要はありません。
前日の残り物に卵を足す、パンとヨーグルトを組み合わせるなど、簡単な形でも十分です。
「運動する時間がない」は日常の動きでカバー
体温調節を考えるうえでは、日頃から体を動かすことも大切です。
とはいえ、仕事と家事と育児で忙しいワーママが、毎日まとまった運動時間を確保するのは簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、生活の中で動く量を少し増やすこと。
例えば、
- エレベーターではなく階段を使う
- 一駅分だけ歩く
- 子どもの送迎のついでに少し歩く
- 掃除や洗濯をまとめて済ませず、こまめに動く
- デスクワークの合間に立ち上がる
などです。
「運動しなければ」と構えすぎず、座りっぱなしの時間を減らすことから始めてみましょう。
夏でも冬でも「極端な温度差」をつくらない
体温調節を考えるときに忘れたくないのが、室内と屋外の温度差です。
夏は、外では汗をかくほど暑いのに、電車や職場に入ると冷房でひんやり。
冬は、外では冷えるのに、暖房の効いた室内に入ると一気に暖かくなる。
こうした温度変化の多い生活では、「脱ぎ着できる服」を用意しておくと、自分で調整しやすくなります。
夏なら薄手の羽織りもの、冬なら脱ぎ着しやすい重ね着など、暑い・寒いを我慢しないための準備をしておくと安心です。
汗をかいたら、そのままにしない
暑い時期は、汗をかいた後の冷えにも注意したいところ。
汗で衣類が濡れた状態で冷房の効いた場所に入ると、体が冷えたように感じることがあります。
通勤や子どもの送迎で汗をかく日は、汗を拭いたり、必要に応じて着替えたりするだけでも快適さが変わります。
特に職場で冷房が強いと感じる人は、薄手の羽織りものなどと合わせて、汗対策も考えておきましょう。
水分補給は「暑い日だけ」ではない
水分補給も、体の状態を保つために欠かせません。
夏はもちろんですが、冬も暖房の効いた室内などでは水分が不足しやすくなることがあります。
「喉が渇いてから飲む」のではなく、仕事中もこまめに水分をとる習慣をつけておくとよいでしょう。
ただし、暑い日に大量に汗をかいた場合などは、水分だけでなく塩分などの電解質も失われます。
その日の発汗量や活動量に合わせて、水分とともに必要なものを補給することも意識しましょう。
湯船につかる習慣も味方に
忙しいと、入浴はシャワーだけで済ませたくなる日もありますよね。
毎日必ず湯船につからなければいけないわけではありませんが、ゆっくり入浴できる日は、湯船につかって体を温めるのも一つの方法です。
特に一日の終わりに「なんとなく冷えている」「体がこわばっている」と感じるときには、入浴でリラックスする時間をつくるのもよいでしょう。
ただし、暑い季節に無理をして長時間入浴する必要はありません。
その日の体調や室温に合わせて、無理のない範囲で取り入れましょう。
睡眠を削らないことも大切
体調を整えようと思うと、食事や運動に目が向きがちですが、睡眠も忘れたくないポイントです。
ワーママは、仕事が終わってからも夕食、片付け、子どものことなど、やることが続きます。
「自分の時間が欲しい」と夜更かししてしまうこともありますよね。
でも、睡眠不足が続けば、日中の疲れや体調にも影響します。
毎日完璧に早寝するのが難しくても、
「寝る直前までスマートフォンを見ない」
「夜にやらなくてもいい家事を翌日に回す」
「休日に寝だめしすぎない」
など、できるところから睡眠環境を整えていきましょう。
「冷やさない」だけが正解ではない
体温調節について考えると、「とにかく体を温めることが大切」と思うかもしれません。
でも、暑い季節に無理に厚着をしたり、冷房を我慢したりする必要はありません。
大切なのは、暑いときには熱を逃がし、寒いときには体を守るという調整ができること。
そのためには、服装や室温、水分補給などを、その日の気候や自分の状態に合わせて調整することが大切です。
「冷えたら温める」だけではなく、「冷えすぎないように準備する」「暑くなりすぎる前に調整する」という考え方を持っておくと、毎日の過ごし方も変わってきます。
40代からは「頑張る」より「調整する」
仕事も家事も育児もあるワーママにとって、体調管理まで完璧にしようとすると、それだけで負担になってしまいます。
だからこそ、体温調節も「毎日完璧にする」のではなく、自分で調整できる選択肢を増やすくらいで十分です。
薄手の羽織りをバッグに入れておく。
朝食を抜かない。
こまめに水分をとる。
少しでも体を動かす。
汗をかいたら拭く。
眠る時間を確保する。
どれも特別な健康法ではありません。
でも、こうした小さな習慣が、季節の変化や温度差のある毎日を過ごすための土台になります。
「最近、暑さや寒さが前より気になる」と感じたら、体を無理に変えようとするのではなく、まずは毎日の過ごし方を少し見直してみませんか?
自分の体に合わせて、暑い・寒いを調整できる生活をつくる。
それが、忙しいワーママにとって無理なく続けやすい体温調節の第一歩です。


