暑さが少しずつ落ち着いてくると、服を秋物に替えたり、温かい料理を食べたくなったり。
季節の変化に合わせて、暮らしも少しずつ変わっていきます。
一方で、「秋になったらこうするもの」というイメージに引っ張られることもあります。
衣替えをしなきゃ。
秋らしい服を買わなきゃ。
家の中も秋らしくしなきゃ。
そろそろ年末に向けて片づけなきゃ。
でも、季節が変わったからといって、すべてを変える必要はありません。
この秋は、周りに合わせるのではなく、今の自分の気持ちに合うかどうかを基準に、暮らしを選んでみませんか。
秋だからといって、全部変えなくてもいい
秋になると、衣替えや模様替えなど、季節に合わせてしたいことが増えてきます。
でも、まだ暑い日がある時期なら、長袖を全部出す必要はありません。
お気に入りの薄手の服だけをすぐ取り出せるようにしておく。
それだけでも十分です。
「秋になったから、秋の暮らしにしなきゃ」と考えるより、
今の気温や、自分が過ごしやすいかどうか。
そんな感覚を大切にしてもいいのです。
季節はカレンダー通りに、きれいに切り替わるわけではありません。
その日の気温や体調に合わせながら、少しずつ秋を取り入れていけば大丈夫です。
「秋らしさ」より、自分が好きかどうか
秋になると、ブラウンやボルドーなどの秋らしい色が気になったり、ニットやジャケットを着たくなったりします。
でも、「秋だから」という理由だけで選ばなくてもいいものです。
秋らしい色でも、自分が着るとしっくりこないことがあります。
反対に、季節感は控えめでも、鏡を見たときに「これ、好きだな」と思える服もあります。
そんなときは、後者を選んでいい。
インテリアや食べ物も同じです。
秋らしいものを取り入れることより、自分が心地よく感じるものを選ぶこと。
それも、その人らしい秋の過ごし方です。
「みんながやっている」を、自分の基準にしすぎない
SNSなどを見ていると、秋のインテリアや秋服、季節の料理など、素敵な暮らしが目に入ります。
それを見ると、
「私も秋らしくしなきゃ」
と思うことがあるかもしれません。
でも、誰かの暮らしが素敵に見えることと、自分も同じようにしたいことは別です。
「素敵だな」と思っても、実際に自分の生活に取り入れてみると、手間が気になったり、あまり好みではなかったりすることもあります。
そんなときは、
「これは私の暮らしにも合うかな?」
と一度考えてみる。
取り入れないという選択も、もちろんあります。
少し手間がかかっても、好きなら選んでいい
「自分に合う暮らし」というと、負担が少ないものや、効率のいいものを選ぶイメージがあるかもしれません。
でも、必ずしもそうではありません。
少し手間がかかっても、季節の料理を作るのが好き。
お気に入りの器を出して食卓を秋らしくするのが楽しい。
時間がかかっても、好きな服を選んで出かけたい。
そんな選択もあっていいのです。
大切なのは、ラクかどうかだけではなく、自分が納得できるかどうか。
忙しい毎日の中では、効率を優先することも多いからこそ、ときどき「私はどうしたい?」と考えてみる。
それだけでも、暮らしの選び方が少し変わってきます。
「今の自分」に合うものを選ぶ
以前は好きだったものが、今はそれほど気にならない。
反対に、以前は興味がなかったことを、今は楽しみたいと思う。
そんな変化もあります。
だから、「去年はこうしていたから」「みんながそうしているから」と決めなくても大丈夫です。
今年の自分がどう感じているかを基準にしてみる。
例えば、
・今、この服を着たいと思うか
・この料理を食べたいと思うか
・この場所を整えたいと思うか
・家族と一緒にやりたいと思うか
・自分が楽しめそうか
迷ったときは、こんなふうに考えてみてもいいでしょう。
「秋だからやる」ではなく、
「今の私がやりたいからやる」。
そのくらいの基準でも十分です。
秋は、自分の感覚を取り戻す季節に
夏の暑さの中では、暑さ対策や体調管理を優先して、毎日を過ごすだけで精いっぱいだったという人もいるかもしれません。
少しずつ過ごしやすくなる秋は、そんな毎日から少し離れて、自分の好みや気持ちに目を向けるきっかけにもなります。
「今年の秋は何をしよう」と大きなことを考えなくても、
「この服が着たい」
「今日は温かいものが食べたい」
「この部屋を少し整えたい」
「今日は何もしないで過ごしたい」
そんな小さな気持ちを拾ってみる。
それも、季節を楽しむひとつの方法です。
秋だからこうする。
みんながやっているから取り入れる。
そう決める前に、「私はこれが好きかな」「今の自分に合っているかな」と考えてみる。
季節に合わせるだけではなく、自分の気持ちにも合わせていく。
そんな秋の暮らしがあってもいいのではないでしょうか。


