10月になると、少しずつ秋らしくなってきます。
朝晩は涼しくなり、子どもの学校や園の行事が増えたり、季節の変化に合わせて家の中を整えたり。
夏とは違う予定や仕事が入り、気づかないうちに毎日のやることが増えていることもあります。
そんなときは、新しいことを始めるよりも、今やっていることを一度見直してみるのもひとつ。
「これ、毎日やらなくてもいいかも」
「ここまでしなくても大丈夫かも」
そんな小さなことを減らしてみると、毎日の負担が少し軽くなることがあります。
10月は、暮らしの中にある「なくても困らない負担」を探してみませんか。
毎日やっている家事を一度見直す
毎日の家事には、「昔からこうしているから」という理由だけで続けているものもあります。
例えば、
・毎日掃除している場所
・毎日きれいに畳んでいるもの
・使ったら必ず元の場所に戻しているもの
・毎日手入れしているもの
など。
もちろん、毎日やったほうが気持ちいいこともあります。
でも、少しくらい間が空いても困らないものなら、毎日でなくてもいいのかもしれません。
「毎日やる」から「気になったらやる」に変えるだけでも、やることは少し減ります。
家事を減らすといっても、大きな改革は必要ありません。
まずは一つだけ、頻度を下げられそうなものを探してみます。
朝の「迷う時間」を減らす
朝は、時間そのものよりも、いろいろなことを考えなければならないことに疲れる場合があります。
何を着るか。
何を持っていくか。
朝食は何にするか。
今日の予定は何だったか。
そんな小さな判断がいくつも重なります。
そこで、
・仕事の日の服を何パターンか決めておく
・朝食の定番をつくる
・よく使うバッグの中身を固定する
・前日の夜に翌日の予定を確認する
など、迷う場面を少し減らしてみます。
全部を決めてしまう必要はありません。
「ここだけは考えなくていい」という場所が一つあるだけでも、朝の負担は変わります。
「ついでにやっておこう」を減らす
家事をしていると、
「これもついでにやっておこう」
と思うことがあります。
もちろん、まとめてやったほうが効率のいいこともあります。
でも、「ついで」が積み重なると、最初は一つだった家事がどんどん増えていきます。
洗濯物を片づけたついでに収納を整理する。
掃除をしたついでに棚の中まで整える。
買い物に行ったついでに、あれもこれも済ませる。
そんなふうに予定していなかったことまで増えていないか、一度振り返ってみます。
「今日はここまで」と区切ることも、負担を増やさないためには大切です。
子どものことを先回りしすぎない
子どもの予定が増えると、親が確認することも増えていきます。
忘れ物はないかな。
明日の持ち物は大丈夫かな。
宿題は終わったかな。
明日の朝は困らないかな。
心配になると、先に確認しておきたくなりますよね。
もちろん、年齢や状況によって手助けが必要なこともあります。
ただ、子ども自身ができることまで全部確認し続けると、親側の負担も増えていきます。
「自分で準備するもの」
「親が確認するもの」
を少しずつ分けていく。
全部を任せる必要はありません。
できるところだけ子どもに任せることで、自分の頭の中から一つ仕事を減らせます。
「今日じゃなくてもいい」をつくる
忙しいときほど、目についたことをすぐ片づけたくなることがあります。
でも、家の中には「今日やらなくても困らないこと」もたくさんあります。
書類の整理。
収納の見直し。
細かな掃除。
季節外れのものの整理。
こうしたことは、余裕のある日にやればいいものもあります。
「やること」だけを考えるのではなく、
「今日はやらないこと」
も決めておきます。
例えば、平日は細かな片づけをしない。
行事のある週は収納整理をしない。
疲れている日は最低限の家事だけにする。
そんなふうに、自分の中で基準を決めておくと、毎回「どうしよう」と考えなくて済みます。
予定が増えるなら、何かを減らす
10月は、仕事や学校・園の予定が重なることがあります。
予定が増えたときに、それまでと同じ量の家事や用事を全部こなそうとすると、どこかで負担が大きくなります。
だから、
予定が一つ増えたら、何か一つ減らす。
そんな考え方もできます。
行事がある週は料理を簡単にする。
忙しい日は買い物をしない。
休日に予定があるなら、家事を最低限にする。
自分の休む時間を削ってまで、すべてをこなそうとしない。
「増やさない」だけではなく、「増えた分だけ何かを減らす」。
10月からは、そんな調整の仕方も意識してみたいところです。
自分にとって必要なことまで減らさない
負担を減らすというと、家事や用事をどんどん削ることを考えるかもしれません。
でも、何でも減らせばいいわけではありません。
少し散歩する時間。
一人でゆっくりする時間。
好きなものを食べる時間。
何もせずぼんやりする時間。
こうした時間まで「無駄だから」と削ってしまうと、かえって余裕がなくなることがあります。
減らしたいのは、自分にとって大切な時間ではなく、無理をして続けている小さな負担。
「なくしても困らないもの」と「なくしたくないもの」は分けて考えてみましょう。
10月は「足す」より「少し減らす」
季節が変わると、新しいことを始めたくなることがあります。
秋の運動。
新しい料理。
衣替え。
家の整理。
健康習慣。
どれも悪いことではありません。
でも、毎日の生活は、すでにやることがたくさんあります。
だから10月は、新しいことを足す前に、
「今やっていることで、少し減らせるものはないかな」
と考えてみる。
毎日やらなくてもいい家事。
考えなくても済むようにできること。
先回りしなくてもいいこと。
今日やらなくてもいいこと。
そうした小さな負担を一つずつ減らしていけば、毎日の中に少し余白ができます。
忙しいからといって、全部を効率よくこなさなくても大丈夫。
10月からの暮らしは、頑張ることを増やすより、続けなくても困らないことを少し手放す。
そんなふうに、自分にちょうどいいペースをつくっていきたいですね。


