10月になると、少しずつ秋らしい気候になってきます。
過ごしやすくなった一方で、仕事や子どもの予定が重なり、帰宅時間がいつもより遅くなる日もあります。
そんな日の夕方に困るのが、
「今日、何を作ろう?」
という問題。
冷蔵庫を見ながら考えているうちに時間が過ぎて、そこから材料を切って、調理して、片づけて……。
夕食づくりは、料理そのものだけでなく「何を作るか決めること」にも時間を使います。
だから10月は、帰宅してから考えるのではなく、あらかじめいくつかの「迷わないメニュー」を決めておくのがおすすめです。
今回は、秋らしい食材も取り入れながら、忙しい日に作りやすい時短レシピを紹介します。
10月の時短レシピは「一品でまとまる」が便利
忙しい日の夕食では、
「主菜を作って、野菜のおかずを作って、汁物も……」
と考えるだけで負担になります。
そこで、肉や魚と野菜を一緒に調理できるメニューをいくつか持っておきます。
一品である程度まとまる料理なら、副菜を無理に増やさなくても大丈夫。
ご飯と汁物を添えるだけでも、夕食の形になります。
「品数を増やす」より、「迷わず作れる」ことを優先してみましょう。
豚こまときのこの甘辛炒め
冷蔵庫にある野菜を加えやすく、ご飯にも合わせやすい一品です。
材料(2〜3人分)
- 豚こま切れ肉……250g
- しめじ……1パック
- 玉ねぎ……1/2個
- しょうゆ……大さじ1と1/2
- みりん……大さじ1
- 砂糖……小さじ1
- サラダ油……小さじ1
作り方
- しめじはほぐし、玉ねぎは薄切りにします。
- フライパンに油を熱し、豚こま切れ肉を炒めます。
- 肉の色が変わったら、玉ねぎとしめじを加えます。
- 火が通ったら、しょうゆ、みりん、砂糖を加えて炒め合わせます。
きのこを加えることで、肉だけの炒め物より秋らしい一品になります。
ピーマンやにんじんなど、冷蔵庫にある野菜を加えてもOKです。
鮭ときのこのフライパン蒸し
魚料理は少し手間がかかるイメージがありますが、フライパンで蒸すと比較的簡単です。
材料(2人分)
- 生鮭……2切れ
- しめじ……1/2パック
- えのき……1/2袋
- キャベツ……2〜3枚
- 酒……大さじ1
- 塩……少々
- しょうゆ……適量
作り方
- キャベツを食べやすい大きさに切り、きのこをほぐします。
- フライパンにキャベツ、きのこ、鮭の順にのせます。
- 酒を回しかけ、塩をふります。
- ふたをして、中火で10分ほど蒸します。
- 鮭に火が通ったら、しょうゆをかけていただきます。
野菜と魚を一緒に調理できるので、何品も作りたくない日に向いています。
ポン酢をかけてもおいしく食べられます。
さつまいもと豚肉の味噌炒め
さつまいもを使うと、秋らしさが出ます。
甘みのあるさつまいもと味噌味は、ご飯にも合わせやすい組み合わせです。
材料(2〜3人分)
- 豚こま切れ肉……200g
- さつまいも……1本
- ピーマン……2個
- 味噌……大さじ1
- みりん……大さじ1
- しょうゆ……小さじ1
- サラダ油……小さじ1
作り方
- さつまいもは薄めの半月切りにし、水にさらします。
- 耐熱容器に入れて、電子レンジでやわらかくなるまで加熱します。
- ピーマンを細切りにします。
- フライパンで豚肉を炒め、ピーマンを加えます。
- さつまいもを加え、味噌、みりん、しょうゆを混ぜた調味料を加えて炒めます。
さつまいもを先に電子レンジで加熱しておくと、フライパンでの調理時間を短くできます。
きのこと卵のとろっと丼
「今日はもう何品も作りたくない」という日に使いやすい丼ものです。
材料(2人分)
- しめじ……1/2パック
- えのき……1/2袋
- 玉ねぎ……1/2個
- 卵……2個
- めんつゆ(2倍濃縮)……大さじ2
- 水……100ml
- ご飯……2人分
作り方
- きのこは食べやすくほぐし、玉ねぎは薄切りにします。
- フライパンに水、めんつゆ、玉ねぎ、きのこを入れて煮ます。
- 野菜がやわらかくなったら、溶いた卵を回し入れます。
- 卵が好みの固さになったら、ご飯にのせます。
肉や魚を使わない日でも、きのこと卵で食べ応えのある一品になります。
疲れている日の「丼だけ夕食」にも使いやすいメニューです。
10月は「作る前」に少し準備しておく
帰宅後の負担を減らしたいなら、料理を始めてから頑張るより、買い物や下準備の段階で少し工夫しておくのもおすすめです。
例えば、
・きのこを買ったらほぐしておく
・玉ねぎをまとめて切っておく
・豚こまを1回分ずつ分けて冷凍する
・さつまいもを使う料理をあらかじめ決めておく
・忙しい日のメニューを3〜5個決めておく
など。
すべてを作り置きする必要はありません。
「何を作るか決まっている」
それだけでも、帰宅後の迷う時間を減らせます。
疲れている日は、時短食材も使う
時短レシピというと、「短時間で手作りすること」を頑張りたくなるかもしれません。
でも、毎日それを続ける必要はありません。
カット野菜。
冷凍野菜。
冷凍ご飯。
市販の惣菜。
レトルト食品。
缶詰。
こうしたものも、忙しい日の食事を支えてくれます。
例えば、焼いた魚にカット野菜を添える。
惣菜に味噌汁とご飯を合わせる。
冷凍野菜を使って炒め物を作る。
これでも十分、夕食になります。
「全部を自分で作る」ことにこだわらず、その日の余力に合わせて組み合わせていきましょう。
帰宅後に「何を作ろう?」と考えないために
夕食づくりで疲れるのは、調理時間だけではありません。
冷蔵庫を開けて、
「何が作れるかな」
と考えることも、毎日の小さな負担です。
だからこそ、10月は忙しい日に作る料理をいくつか決めておく。
例えば、
月曜日は炒め物。
火曜日は魚。
水曜日は丼。
木曜日は麺。
金曜日は惣菜。
といったように、大まかに決めてもいいでしょう。
もちろん、毎週同じにする必要はありません。
「今日はこれなら作れる」
と思える選択肢があるだけで、帰宅後の気持ちは少し楽になります。
10月の夕食は、頑張りすぎなくていい
秋になると、旬の食材を使った料理を作りたくなることもあります。
でも、忙しい毎日の中では、毎回季節感のある献立を考えるのは大変です。
きのこを一品に入れる。
さつまいもを使う。
鮭を焼く。
それだけでも、十分秋らしい食卓になります。
そして、疲れている日は惣菜や冷凍食品に頼っても大丈夫。
大切なのは、毎日完璧な夕食を作ることではなく、仕事から帰ってきたあとに、できるだけ無理なく食事までたどり着くこと。
10月は、少しずつ秋の食材を楽しみながら、帰宅後に迷わない仕組みも作っておきたい時期です。
「今日は何を作ろう」と悩む時間を減らして、自分の余力に合わせた夕食を選ぶ。
そんなふうに、秋の忙しい毎日を無理なく回していきましょう。


