同じように仕事をして、家事をして、子どものことを考えている。
そんなワーママでも、毎日の過ごし方は意外と違うのかもしれません。
今回は、ちょっと想像してみます。
計画派ワーママと感覚派ワーママ。
同じ一日を過ごすなら、どんな違いが出てくるでしょうか。
6:00 起床
計画派ワーママ
6:00、起床。
目覚ましが鳴ると、今日の予定を頭の中で確認します。
「今日は8時までに家を出る。夕方は17時半に帰って、夕食を作って、19時までには食べ終わりたい」
前日のうちにある程度予定を考えているので、朝から何をするかが決まっています。
洗濯機を回している間に朝食を準備。
子どもが起きる時間もだいたい決めてあります。
「あと30分で朝ごはん。そこから着替えて、歯みがき」
と、時計を見ながら動きます。
感覚派ワーママ
6:00、起床。
「眠い……あと5分だけ」
6:10にもう一度目覚ましを止めます。
6:20ごろ、ようやく起床。
今日は昨日より少し余裕がありそう。
「じゃあ、洗濯しておこうかな」
と、その日の状況を見ながら動き始めます。
朝食を準備しながら、
「今日は何着ようかな」
と服を選ぶ。
予定を細かく決めてはいませんが、なんとなく間に合うように動いています。
7:00 朝食
計画派ワーママ
7:00、朝食。
このあと7:30には片づけを始めたいので、時計を気にしながら食事をします。
子どもがなかなか食べ終わらないと、
「そろそろ出る時間だよ」
と声をかけます。
朝の予定が決まっているので、予定より遅れると少し焦ります。
感覚派ワーママ
7:00、朝食。
「今日の給食なんだっけ?」
「知らない」
そんな会話をしながら、のんびり朝食。
時計を見ると、
「そろそろ出ないとまずいかも」
と、そこから少しペースアップ。
なんとか間に合うように準備します。
8:00 出勤
計画派ワーママ
8:00、予定どおり出発。
朝のうちに今日の仕事も確認済みです。
「午前中にこの仕事を終わらせて、午後は資料を作ろう」
と、頭の中ではすでに一日の流れができています。
感覚派ワーママ
8:00、出発。
「今日は何があるんだっけ?」
電車や車の中で、その日の仕事を思い出します。
「そうだ、午後に会議があるんだった」
そこで初めて、会議に必要なものを確認。
そのとき必要なことを考えながら、一日をスタートします。
9:00 仕事開始
計画派ワーママ
9:00、仕事開始。
まずメールを確認して、今日やることをリストアップ。
「①メール返信
②資料作成
③午後の会議準備」
と、優先順位を決めます。
できれば午前中に①と②まで終わらせたい。
予定どおり進むと、ちょっと気持ちいい。
感覚派ワーママ
9:00、仕事開始。
メールを開くと、急ぎの依頼が入っています。
「じゃあ、これからやろう」
予定していた仕事はいったん後回し。
急ぎの仕事を片づけているうちに、別の仕事も入ってきます。
「まあ、今日はこっちを先にやるか」
その場その場で優先順位を変えていきます。
12:00 昼休み
計画派ワーママ
12:00、昼休み。
午後の予定を確認しながら昼食。
「13時から会議だから、12時45分には戻ろう」
と、休憩時間にもなんとなく予定があります。
感覚派ワーママ
12:00、昼休み。
「今日は疲れたなあ」
午後のことはいったん忘れて、ゆっくり休憩。
12:50ごろ、
「そろそろ戻ろう」
と、自然に仕事へ戻ります。
17:00 退勤
計画派ワーママ
17:00、退勤。
帰宅してからの予定も、朝のうちにだいたい決めています。
「17時半帰宅。18時までに夕食準備。19時に夕食」
と、頭の中に夜の流れがあります。
感覚派ワーママ
17:00、退勤。
「今日は疲れた……」
帰り道に、
「夕食どうしようかな」
と考えます。
冷蔵庫の中身と自分の体力を思い出して、
「今日は簡単にできるものにしよう」
と、その日に決めます。
18:00 帰宅
計画派ワーママ
18:00、帰宅。
すぐに夕食の準備。
料理をしている間に洗濯物を取り込み、食後の片づけまで頭の中では流れができています。
予定どおり進んでいると安心します。
ただ、子どもが「今日ね……」と話し始めると、予定が少しずつずれていきます。
「まあ、今日は仕方ないか」
と、途中から予定を調整。
感覚派ワーママ
18:00、帰宅。
まず子どもの話を聞きます。
そのあと、
「お腹すいた!」
と言われて夕食の準備。
洗濯物が目に入ったら、
「先にこれだけ片づけよう」
と動きます。
でも、夕食の準備をしていたら洗濯物のことを忘れることも。
「まあ、あとでいいか」
と、そのとき気になったことをやっていきます。
20:00 夜の時間
計画派ワーママ
20:00、夕食と片づけが終わり、明日の準備。
学校の持ち物を確認して、洗濯物をたたみます。
「明日は○曜日だから……」
と、明日の予定も確認。
21時ごろには、明日の朝に困らないように準備を終えたいと思っています。
感覚派ワーママ
20:00、まだ子どもと話しています。
「そういえば明日、○○がいるんだった!」
と、突然思い出します。
「あったかな?」
と探し始め、必要なものを準備。
そのまま洗濯物をたたんだり、片づけたり。
気づけば21時を過ぎています。
22:00 一日の終わり
計画派ワーママ
22:00。
明日の予定を確認して、ようやく一日終了。
「今日はだいたい予定どおりだったな」
と思いながら眠ります。
予定どおりにできた日は、達成感があります。
感覚派ワーママ
22:00。
「今日も一日終わったなあ」
と、布団に入ります。
明日のことは、明日の朝に考えることにします。
今日やるべきことは、だいたい終わった。
それで十分。
同じ一日なのに、こんなに違う
こうして並べてみると、同じワーママの一日でも、かなり違います。
計画派は、先に流れを作ってから動く。
感覚派は、そのときの状況を見ながら動く。
計画派は「次は何をするか」を考えながら一日を過ごし、感覚派は「今、何をするか」を考えながら一日を過ごしている。
でも、面白いのは、どちらも結局やっていることは似ていること。
朝起きて、仕事へ行って、子どものことをして、夕食を作って、洗濯をして、明日の準備をする。
やっていることは同じなのに、そこへたどり着くまでの道のりが違います。
そして、実際には「私は完全に計画派」「私は完全に感覚派」と分かれるわけでもありません。
仕事では計画派なのに、家では感覚派。
家事はその日の気分で決めるけれど、旅行となると何か月も前から予定を立てる。
そんな人もきっといます。
「ワーママ」とひとことで言っても、その一日の回し方は人それぞれ。
予定をきっちり組んでいる人もいれば、今日の自分に合わせながら動いている人もいる。
同じように仕事をして、家のことをして、子どものことを考えているのに、毎日の景色はこんなにも違う。
そう思うと、誰かの一日をちょっと覗いてみるのって、なかなか面白いものです。


