「明日はこれをやろう」と考えていたのに、仕事が長引いたり、子どもの予定が入ったりして、気づけば何もできないまま一日が終わってしまった。
そんな経験はありませんか?
仕事に家事、子どものことまで抱えていると、予定を立てても、その通りに進まないことは珍しくありません。
だからといって、計画を立てること自体をやめてしまうと、「あれをやらなきゃ」「これも忘れていた」と、かえって頭の中が忙しくなってしまうことも。
ワーママに必要なのは、細かく予定を決めることではなく、予定が崩れても立て直しやすい「ゆるい予定管理」かもしれません。
計画が苦手なのは、意志が弱いからではない
計画が苦手だと、「自分は段取りが悪い」と思ってしまいがちです。
でも、ワーママの毎日は、自分一人では決められないことがたくさんあります。
仕事の都合で帰宅が遅くなったり、子どもの体調や学校行事で予定が変わったり。
さらに、40代になると仕事でも家庭でも任されることが増え、「自分の予定だけを優先する」というわけにはいきません。
そんな生活で、朝から晩まで細かいスケジュールを組んでも、予定どおりに進まないほうが自然です。
そこで、最初から「予定は変わるもの」と考えてみましょう。
計画を完璧に守ることではなく、変更されても困らない状態を作っておくことがポイントです。
1.予定を「絶対やる」と「できればやる」に分ける
まずおすすめしたいのが、やることを2種類に分ける方法です。
たとえば、
絶対やること
- 子どもの学校関係の準備
- 明日の仕事の準備
- 洗濯
- 食事の用意
できればやること
- 掃除機をかける
- 冷蔵庫の整理
- 書類の整理
- 自分の趣味の時間
このように分けておけば、予定が崩れたときも「全部できなかった」と感じにくくなります。
「今日は絶対やることができたからOK」と区切れるだけでも、気持ちはかなりラクになります。
2.1日の予定を詰め込みすぎない
計画を立てるとき、つい「空いている時間にこれもできそう」と予定を詰め込みたくなります。
でも、実際の生活では、予定と予定の間に小さな用事がたくさん発生します。
メールの返信、子どもの忘れ物、学校からの連絡、急な仕事。
こうした「予定外のこと」を処理する時間も必要です。
そのため、予定は最初から少なめに。
「今日これだけできれば十分」という量にしておくほうが、結果的に続けやすくなります。
3.「何時にやる」より「このタイミングでやる」
細かい時間まで決めるのが苦手なら、「○時に○○する」という計画をやめてみるのも方法です。
例えば、
- 朝食後に食洗機を回す
- 帰宅したら郵便物を確認する
- お風呂の前に洗濯物を片付ける
- 子どもが寝たら翌日の準備をする
というように、すでにある行動に別の行動をくっつけます。
「19時になったら洗濯物を畳む」より、「お風呂に入る前に洗濯物を畳む」のほうが、時間がずれても対応できます。
時計を見るのが負担になる人にも取り入れやすい方法です。
4.家事を「曜日」ではなく「余裕」で考える
「月曜日は掃除、火曜日は買い物、水曜日は……」と曜日ごとに家事を決める方法もあります。
ただ、毎週同じように過ごせるとは限りません。
そこで、
余裕がある日に少し多めにやる。
余裕がない日は最低限にする。
という考え方にしてみましょう。
例えば、仕事が早く終わった日に少し掃除をしておけば、忙しい日は無理をしなくても大丈夫。
家事を毎日同じ量こなすのではなく、1週間全体で帳尻が合えばいいくらいに考えると、計画のハードルが下がります。
5.予定変更用の「空白」を作っておく
予定を立てるとき、空いている時間を見ると、何か予定を入れたくなります。
でも、その空白は「何もしない時間」ではありません。
急な仕事や子どもの用事、疲れてしまったときのための大切な余白です。
例えば休日も、
「午前中に買い物、掃除、作り置き、子どもの用事……」
と全部詰め込むのではなく、何も決めない時間を残しておきます。
予定どおりに進まなかったとき、この空白があるだけで立て直しやすくなります。
6.翌日のことは「3つだけ」決める
予定管理が苦手な人ほど、やることを全部書き出すと、リストを見ただけで疲れてしまうことがあります。
そんなときは、翌日のことを3つだけ決めてみましょう。
例えば、
- 明日の仕事で最優先のこと
- 家庭で忘れてはいけないこと
- 自分のためにやりたいこと
この3つです。
全部終わらせることが目的ではありません。
「明日はこれだけは覚えておこう」と頭の中を整理するための3つです。
それ以外のことは、できたらラッキーくらいで構いません。
7.「できなかったこと」ではなく「できたこと」を見る
計画を立てると、できなかったことばかり目についてしまいます。
「掃除できなかった」
「買い物に行けなかった」
「予定していたことが終わらなかった」
でも、仕事をして、家族のことを考えて、食事を用意して、子どもの話を聞いて……。
その日にすでにたくさんのことをしています。
だから、夜に振り返るときは、
「今日できなかったこと」ではなく「今日できたこと」
を一つでも思い出してみましょう。
予定表に書かれていないことでも、それは立派な一日の成果です。
計画は「守るもの」ではなく「ラクにするもの」
計画を立てる目的は、予定を一つ残らずこなすことではありません。
「次に何をすればいいんだっけ?」と毎回考える負担を減らしたり、「今日はここまでで大丈夫」と判断しやすくしたりするためのものです。
だからこそ、ワーママの予定管理は、細かく決めすぎないほうがいいこともあります。
絶対にやることを少しだけ決める。
できればやることは余裕があるときに。
予定変更のための空白も残しておく。
これくらいの「ゆるさ」があれば十分です。
毎日を完璧にコントロールする必要はありません。
予定が変わっても、その都度やり直せる。
そんな仕組みを作っておくほうが、忙しい毎日には合っているのかもしれません。
「計画どおりにできなかった」と落ち込むより、「今日はここまでできたからOK」と思える予定管理を。
無理なく続けられる方法を、自分の生活に合わせて少しずつ見つけていきましょう。


