仕事に家事、子どものこと。
毎日やることが多いワーママにとって、子どもとの時間を大切にしたいと思っていても、いつでも余裕を持って対応するのは難しいものです。
「今ちょっと待ってね」
「あとでね」
「もう少し早く準備して!」
そんな言葉が増えてしまう日もありますよね。
そこでおすすめなのが、忙しくなってからその場で対応するのではなく、あらかじめ子どもといくつかのことを約束しておくこと。
ルールを増やして子どもを細かく管理するのではありません。
親子がお互いに「こういうときはこうする」と知っておくことで、毎日の小さなイライラを減らすことができます。
今回は、ワーママが子どもと約束しておくとラクになることを5つ紹介します。
1.帰宅後の流れをざっくり決めておく
仕事から帰ってきてからは、夕食の準備、お風呂、宿題、明日の準備など、やることが一気に増えます。
そんな時間に、
「宿題は?」
「先にお風呂に入って!」
「明日の準備した?」
と一つずつ声をかけ続けるのは、親にとっても子どもにとっても疲れるもの。
そこで、帰宅後の基本的な流れを親子で決めておきます。
たとえば、
帰宅→手洗い→宿題→遊ぶ→夕食
など、家庭に合った流れでOK。
毎日まったく同じにする必要はありません。
「今日は予定があるから順番を変えよう」と柔軟に変更しても大丈夫です。
大切なのは、子どもが「次に何をするのか」をある程度わかるようにしておくこと。
ママも毎回指示を出す必要がなくなり、少しラクになります。
2.忙しいときの「あとで」を約束しておく
子どもは、ママが忙しいタイミングに限って、
「ねえ、聞いて」
「これ見て」
「今日ね……」
と話しかけてくることがあります。
そんなとき、つい「今忙しいから!」と言ってしまうこともありますよね。
でも、子どもからすると「あとで」と言われただけでは、いつなのかわかりません。
そこで、
「今は夕食を作っているから、食べ終わったら聞くね」
のように、具体的に伝えるようにします。
そして、約束したらできるだけ忘れないこと。
「あとで話そうね」が「聞いてもらえなかった」に変わらないようにすることが大切です。
忙しいからといって、子どもの話を全部その場で聞く必要はありません。
「今はできないけれど、あとでちゃんと聞く」
という形を親子の約束にしておくと、お互いに気持ちがラクになります。
3.朝、自分でやることを決めておく
朝は時間との勝負。
「早く着替えて」
「歯磨きした?」
「ランドセルは?」
「忘れ物ない?」
と、ママの声かけが増えやすい時間です。
そこで、子どもの年齢や成長に合わせて、朝に自分でやることを決めておきます。
たとえば、
・着替える
・歯を磨く
・水筒を準備する
・ランドセルを確認する
など。
すべてを一人でできなくても構いません。
「ここまでは自分でやる」と決めておくだけでも、ママの声かけを少し減らせます。
もちろん、まだ難しいことは手伝ってOK。
自分でできることを少しずつ増やすことを目標にすると、親子ともに無理がありません。
4.困ったことは早めに伝える
子どもが大きくなるにつれて、親がすぐに気づけないことも増えていきます。
学校で嫌なことがあった。
友達とケンカした。
忘れ物をしてしまった。
宿題がわからない。
そんなときに「怒られるかも」「ママが忙しそう」と黙ってしまうこともあります。
だからこそ、
「困ったことがあったら、早めに教えてね」
と約束しておくのがおすすめです。
失敗したことを責めるのではなく、
「早めに教えてくれたら、一緒に考えられるよ」
と伝えておきます。
もちろん、すぐに話したくないときもあるでしょう。
そんな場合は無理に聞き出すのではなく、
「話したくなったらいつでも教えてね」
と伝えておく。
子どもが困ったときに頼れる場所として、ママがいることを伝えておくことが大切です。
5.ママも休む時間があると伝えておく
最後に、意外と大切なのがこれです。
ワーママは、仕事が終わっても家事や子どもの対応があります。
そのため、疲れていても「ママだから頑張らなくちゃ」と無理をしてしまいがち。
でも、ママにも休む時間が必要です。
「ママ、今日はちょっと疲れたから10分休むね」
「この時間だけは静かにしてもらえるとうれしいな」
と、子どもに伝えておくのも一つの方法です。
もちろん、子どもの年齢によってできることは違います。
小さい子なら一人で待つのが難しい場合もありますし、兄弟がいれば状況も変わります。
それでも、
「ママも疲れたら休む」
という姿を見せることは、子どもにとっても悪いことではありません。
自分が疲れたときに休むことも、大切な生活の一部だからです。
約束は「守れなかったらダメ」ではない
子どもと約束をすると、「ちゃんと守らせなければ」と思ってしまうかもしれません。
でも、家庭の予定は毎日変わります。
仕事が長引く日もあれば、子どもが疲れている日もあります。
約束どおりにできない日があっても大丈夫。
「今日は予定が変わったから、こっちにしよう」
と、その都度変更して構いません。
大切なのは、細かなルールを増やすことではなく、親子がお互いに予想しやすい状態を作ることです。
約束を増やすより「お互いラクになる」ことを
子どもとの約束というと、
「○○しなさい」
「○○を守ってね」
というルールを思い浮かべるかもしれません。
でも、ワーママ家庭で役立つのは、子どもを管理するための約束だけではありません。
・帰宅後の流れを決めておく
・忙しいときの「あとで」を具体的にする
・朝、自分でやることを決める
・困ったことは早めに伝える
・ママにも休む時間があると伝える
こうした小さな約束があるだけでも、毎日の声かけや「どうしよう?」を減らせます。
すべてを一度に決める必要はありません。
まずは家庭で困っていることを一つ選んで、親子で「どうしたらラクかな?」と話してみる。
そんなところから始めてみてはいかがでしょうか。


